2006年04月10日

ペアシティシリーズ(1)

高級マンションの中でも異彩を放つ個性は、マスプロダクトなもの造りと一線を画する内容で、ペアシティシリーズを作り出した東高ハウス創業者井谷助二郎氏から話を始めなければならない。
ペアシティシリーズは、1973年参宮橋に始まり都市の暮らしを芸術的視点から創造するモデルのひとつとして企画された。
この点で現代のタワー型やデザイナーズとは全く違っている。
そもそも井谷助二郎氏は絵画のコレクターとして知られていて、シャガールが好きだった事は有名、
彼はその後(1988〜91)現代美術の振興のために東高現代美術館を設立、バブルの崩壊とともにこの実験は終わったのだが、当時流行でもあった現代美術の展示企画の中でも東高現代美術館は傑出していたとされる。

井谷助二郎氏(H14黄緩褒章受賞)は、「現代美術は半世紀先を走っている、だからその評価は何十年も先である事も珍しくない、建築も同じで未来を予兆するメッセージを含んでいるのであり、そこに社会的責任を強く感じる」と発言している。
つまり、その時の市場評価だけを意識せず先を見てマンションを造った。
それがペアシティシリーズ、

そーんなわけで、今こそその評価が証明されるって時なのです、
今回はペアシティの売買賃貸で有名な目黒のティエヌワークス(03-3491-0456)さんの協力で現在空室のペアシティ3室を取材してきました。
グレードが完全に違うことがわかっていただけると思います。
広さが何uであるとか、そういうレベルではありません。それぞれのお部屋は個性的で「とにかく密度が高く」、物件概要では表現できない満足度って言えばいいのか「あ〜これは確かにレベルが違う」と感じさせてくれます。

ティエヌワークスの高橋さんの話ですと、「暮らしてみてその違いがわかるというか、ペアシティはペアシティだけなので、賃貸で暮らし始めたお客さんが、後から売買でお買いになるって事もありますよ」なんだそうです。
高橋さんはペアシティ創生期から関わっていた営業さんで(現在は独立し賃貸管理をされています)、ペアシティに関しての知識は並大抵では無いので、賃貸だけで無く売買の面でも相談に乗ってくれますよ。

最初は代々木上原ペアシティから
物件概要です
小田急線・千代田線代々木上原2分、渋谷区上原3、SRC地下1階地上7階建ての2階、築1979.5、総戸数26、63.1u2LDK、敷地内駐車場付、管理人常駐、セントラル冷暖房給湯システム(冷暖房費18134円、給湯基本料3500円、水道基本料1491円)、賃料30万円礼敷2/3
管理会社:ティーエヌワークス(03-3491-0456)

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駐車場付の価格ですから、この立地でこの賃料は安いです。

外観は御馴染みのシックなもので
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造りが重厚なので「隣りの古賀正雄音楽博物館の本館かな?」と、勘違いしてしまいます。
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さてお部屋ですがまずキッチン
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ペアシティの特徴のひとつはレストルーム形式である事ですが、(バストイレ同一ユニットとはカテゴリーが違います)この代々木上原はレストルーム内にガラスの仕切りがあり、バストイレが室内で分離されています。
ユニットバスとは違い埋め込み式のバスタブやタイルを含めて造作自体緻密なもので、今は当時と同じコストで作ることは不可能です。デザイナーズ系でもこれほどグレードは高くありません。実際内見で数多くのバスルームをみますから「あ、ここはあの部屋と同じだ」とか思ったりするもので、本格デザイナーズにならないと「一見見栄えはいい」のですが、使用されているパーツはマスプロダクトなものなのです。


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寝室

ペアシティの特徴のひとつに、独特の収納造作があります。(この収納が非常に多いのが特徴です)


リビング
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空調はホテルタイプです
床材はカーペットで、意外と知られていませんが、高級物件の場合床材はカーペットが一般的で、フローリングが主流ではありません。
フローリングがランクが落ちるという意味ではなく、ごく普通の場合でも(映画見るとわかりますが)居室の床材は概ねカーペットです。
カーペットの張り替えコストはCFなんかと同じなので、メンテナンス的にも楽ですし(一般の賃貸管理ではその度に張り替えます)、外国人向け住居なんかでは廊下もカーペット敷きだったりします。
(「洋間と言えばフローリング」と、常識化していますがこれは間違いです)

リビング玄関側
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作り付けの収納がリビングにもあります。

書斎or子供部屋

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部屋全体が特別に広いとか、そういう印象はありません。
本来都市生活で、極端に広い空間が必ずしも居住性に結びつくワケでは無いので(自分の部屋的個室感が後退するので)、u数が広い部屋を借りると得って一概には言えない部分です。
本気で「スタジオのように開放的な部屋を希望」ってなると企画自体が別になるので、ここばかりは暮らし方の選択です。どちらかが正しいって事はありません。

さて、ペアシティいかがですか?
現実今の相場状況から説明しますとペアシティは築年数の関係で「明らかに本来賃料より安い」んです。内容的には落ちていませんが、こればかりは相場(築浅信仰の弊害)がそうなっているのです。
そんな環境のおかげで、借りるにしても買うにしてもお勧めである事に間違いありません。

次は原宿ペアシティです
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<つづく>
posted by iwahara at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 不動産な夕べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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