とにかく「築年数」に関して誤解が多いです。木造住宅の耐用年数は30〜40年(法定耐用年数20〜22年・木造は手入れをするコストが安いので、手入れを怠らなければ180年でも問題ありません)、鉄骨造で50年(法定耐用年数34年)、RCで60〜70年(法定耐用年数47年)当然第一期RC建造ラュシュ以来この70年って確認されていないのであって、いったいいつまでもつのか不明です。(おそらく100年ぐらいもつのじゃないでしょうか)
RCマンションの一生と人の一生のサイクルはたいして違いません。
「築浅限定や築10年以内」が重要なのは“アパート”の話なんです(ここでも木造はメンテナンスの価格が安いですからリフォームの内容次第で新築同様にもなります。ですから軽量鉄骨の1Rなんかは注意が必要になりますね。)。RCマンションについて言えばコンディション(配管と床、壁)と『設備』になります。古いマンションには今でも「バランス釜のお風呂」も多く、使用感から抵抗のある人もいますから、設備をちゃんとチェックして内見を行えば「築年数の古いマンションは賃料が安いですから絶対お得」なんです。
「10歳以下じゃなきゃ」この要望はかなり極端なんです(それはそれでアリなんですが)。新築分譲マンションのキャッチコピーが巷を賑わせていますから、ついつい「そういうものか」とお思いでしょうが、違うんですよー
この背景は「売買の価格」が関係しています。賃貸の賃料は物件を買った後の賃貸での利回り(利ざや)から逆算されますから(7%〜10%が目安)、資産として考える時やはり「築年数」によって中古マンションは安く流通しているので「賃貸時の査定をすると、賃料が安くなる」のです。当然売買価格よりリフォームのコストは安いですから、賢いオーナーなら全面リフォームを行ってお部屋の内容を良くして貸す事ができます。(この辺が大家業のノウハウです)
当然それでも賃料はまだ安く抑える事が可能です。
今回紹介するのは「築昭和46年のデザイナーズ」です。この当時のデザイナーズというだけでも違った意味の魅力を感じますね〜
先日紹介した代々木マルモールと同じ「バスルーム型」になっていて(この物件は管理の関係で所謂ユニットバスのお部屋もあるそうです。今回空室になるお部屋も随分長くお暮らしなので、実際バスルームがどのタイプなのか正確に把握していないとの事で、退出立会い後、再確認となります)、間取りを見ただけで「只者ではない」のがわかりますね。
この設計を「昭和46年」に、ですよ。当時どれだけ異彩を放つお洒落なマンションであったのかがわかります。
且つ、建築をやっている人ならご存知でしょうが、RCでも高級な「壁式構造」です。
JR恵比寿10分(スカイウォーク使えちゃいますからもっと近く感じます、ガーデンプレイスから4分ほどです)、渋谷区恵比寿3、壁式RC3階建ての2階、フローリング、ペット可、40.51u1L・D・K、三面採光角部屋、築昭和46.11、賃料14万5千円、礼敷2/2
実は外観取材も済んでいるのですが、そこはこれ、ねぇ
明日upしますーー
(こちらの物件は「申し込み」となりました)