前回の1階レポートご覧頂くとわかると思いますが、1階は「大人の部屋」ですね。
お子さんがリラックスして遊ぶには、ちょっと大人っぽ過ぎるかもです、
この物件のチャームポイントは地下のプールじゃなくここかも知れませんよ。

お子さんのプライベートルームと考えると正しくないでしょう。
特にお子さんが小さいなら、「ここはお母さんと子供のリビング」です。
間取りをご覧になってもえらえばわかっていただけると思うのですが、1階との対比で言えば2階は「家族のスペース」でその中心が『子供部屋』になっているコンセプトがわかります。
他の寝室に比べても最も広いこの子供部屋は、設計のいいデザイナーズメゾネットほどの空間があり、“1階部分”は十分にお茶を飲んでくつろげるだけの広さがあります。
お友達を呼んだ時には、この“1階部分"でお母さん同士のコミュニケーションを取る事も出来ます。何故って上部ロフトは大人も立てる高さがあり、廊下のように広がる吹き抜け構造上部だけでお子さんのプライベートな空間として十分な広さがあり、


2世帯住宅として使う時には「若いご夫婦のリビング」にもなるからです、

(この上階半円形のスペースの取り方がとてもいいんです)
柔らかい雰囲気がわかっていただけますでしょうか。
この奥の部屋は?

天窓つきの可愛い寝室
2階にはプライベートバスルームがあり

(こちらはデザイナーズ系)
他に和室1、洋室1、ゲストルーム1があります。
現実問題このお家を買ったにしても固定資産税は年間214万ほどになります(H16年度)から、高額所得がアベレージで計算できるバックググラウンドの方にしか維持できません。
対抗馬とすると、広尾ガーデンヒルズや六本木のタワー等の高級ファミリー物件となるでしょうが、床面積449uなどマンションでは望めませんから、この一戸建てを購入される人物像は「1階におけるサロンのような特性を必要としている方」となります。
伝統的なお屋敷(平屋)、は売買されるものというより相続されるもので、伝統と機能性は比例しませんから、このプール付き物件を求める人の対抗馬は「高級マンションかな」と思います。
発想を転換すると、この物件キャラクターは「一戸建てに抵抗あるマンション志向の方に提案したい物件」ですね。
それにしても、「2階子供部屋の設計は秀逸」です。
「ここだけ取り出して小家族やカップルの間取りモデル」としても使える設計です。解放的でありながらプライヴァシーを確保する事も可能な自由度があります。
ロフト階段上部に「プライベートタイム立ち入り禁止」なんて日曜大工の立て札なんか作ったらよく似合います、
プライベートな空間の在り方として「単純に別室とすることでドアに鍵をかける」という安易なものに比べて『構造で確保し空間を有効利用する』方が断然合理的で快適です。

さて、次回はいよいよプールです。
画像の編集は終わっているので、なんとか明日にはupの予定ですよっ!