以前空間デザイナーさんそのものであるCODALさんの事務所改装レポート(お部屋は住居も可)を特集した事がありますが、今回はIT系の事務所の方の成約事例から『事務所改装』を特集でお伝えします。
改装に関しては、住居と違って事業物件である事務所だと簡単に可能に思われがちですが、事務所としての内装が既にリフォーム済みである場合通常事務所物件でも改装の承諾は得られません。実際「原状回復特約(退出引渡し時に現状回復を行う)」を付ける事で相談になるケースはありますが、契約書上では原状回復義務を負う事になるワケですから、今度は入居する事業者の方が考えてしまう部分ではあります。
それでも通常事業物件の「原状回復特約」ってものは、退出時の立会いによって相談となるので、現状より物件価値が上回る改装が行われその後も事務所用途での継続利用が可能な内容であれば、通常のクリーニング費用で済む場合がほとんどですからここいら辺は管理会社や家主さんとの信頼関係問題になります。つまり原状回復にあまり神経質になる事は無いのです。
それはともかく、そんなこんあで事務所であっても改装承諾が得られるケースはそうそう多くなく、改装希望で探す時には物件概要特記事項で「現状渡し」の部屋を探す事になります。「現状渡し」って意味は完全にリフォームされた部屋ではなく、一部退出後そのまんまであるって意味で、綺麗にするにはご自身の負担でお願いしますって意味なんです(なので原状回復義務も通常発生しません)。
後事務所物件で改装希望の場合には「店舗物件から探す」って作戦もありますが、店舗物件は通常保証金が大きいので、用途は事務所専用ですって話で保証金部分を交渉していかないと(店舗はその店舗の営業収益から賃料を支払う事になるので家主さんから見るとハイリスクなので保証金額が上がる)、今度は初期費用がかさむので改装費用が無くなってしまう事にもなるので、この辺の物件探しがなかなか難しいのです。
実際は、現状渡し等改装の可能性が高い部屋は保証金額も少ないですから、内容が一致する部屋さえあれば、事務所の改装は「成功する可能性が高い」と見てもいいでしょう。
クライアントとの打ち合わせなんかでも利用する、自社の事業所の内装はダイレクトに営業ベースに関わる事でもあり、特にデザイン関係の事業所の場合企業イメージにも関わる事なのでおろそかに出来ないばかりか、とても重要なんですよね〜
さて、今回紹介する改装事例は2社で、
ZEROBASEさん(人材募集中ですよー)
http://zerobase.jp/
http://zerobase.jp/blog/entry-313.html
picklesさんとcshoolさん(今回の引越で共同の事務所設立になります)
http://www.pickles.tv/
cshoolさんはFlashのスクールで生徒さん募集中ですーweb関係者の方でFlashのスキルアップを考えている方はpicklesさんの現場を見ながら即戦力のFlashが学べますよー
http://www.cshool.jp/
そのどちらの会社も今急激に事業規模が成長中で、手狭になった事務所からの引越だったのっです。
さて、どんなお部屋が改装によってどんなお部屋に・・・
内装を担当したのはあのDADAcafeのレリガーレさんですっ
<ここは改装順で、、ZEROBASE編・pickles&cshool編につづく>