2006年09月30日
「角ばってます」1984年のデザイナーズ
見事としか言う他ありません。果たしてどういった構造になっているのか激しく気になる間取りです、
これだけ凄いのはちょっと無いですね〜
しかも計算されし尽くした設計です
水周りの設計が巧みなのでメンテナンスが大変な配管構造に無駄が無い。
壁による仕切りに頼らずに、キッチンを仕切る壁を使用して回廊構造によって3つのフェーズを構成。
生活導線が”最長距離”となる設計なので体感上の広さは軽く40uランクに達するでしょう。
そして「4面〜5面?採光」、
これだけ巧みな設計はなかなかお目にかかれません。効率的設計とデザインの見事な両立、これは築1984年というデザイナーズが”デザイナーズであった時代”の作品です。
物件概要です
大江戸線赤羽橋3分、大江戸・線南北線麻布十番6分、日比谷線神谷町11分、港区東麻布2、RC造5階建て、築1984.5、内外装打ちっぱなし、エアコン、電気コンロ、フローリング洗濯機・乾燥機、31.42u1Kストゥデイオ、賃料12万円、礼敷1/2
コンクリートとは「水和反応によって硬化するもので、反応は何十年も継続し続け何時この反応が終了するのか不明である(半永久的に固まっていく)」、最終強度を100%と仮定するとコンクリートを打った時から1年経過で95%であり、新築物件は強度上最大では無い(設計上の構造強度には4ヶ月で到達)。実際例として「築30年の内容のいいRCマンションの壁にはドリルすら容易に入らない」とも言われ、コンクリートそのものの内容が良ければ”石化”していくとも言える(耐用年数が無限って意味ではありません)。
重要なのはコンクリートそのものの質と施工の内容で築年数の古いものはこの内容が優れているものが多く、外観などからその結果を確認する事もできるのです。
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