先日店舗の紹介をしたばかりの『ニューステイトメナー』ですが、勿論メナーはマンションとしての存在が本旨ですので、この際だからと住居の方も紹介いたします。
今回紹介のお部屋は典型的な1Rタイプのひとつで、
なんていいますかCPの高い条件のお部屋の”相場雛形”のように捉えていただければと思います。
(なにせ大規模マンションなので複数室募集がある時には概ね条件のいいお部屋は今回紹介内容に沿ったものになります、)
本来はセントラル方式ホテルタイプ建築である『ニューステイトメナー』は”分譲マンションとしての正規管理費”がかなり高く、以前はその管理費もあって「このタイプが好きな人向け」であったり概ね事務所も可であることから、事務所としてのニーズが強いマンションになっていましたが、今回紹介しているお部屋の条件であれば「普通に住居専用としてお勧め」であるばかりではなく、
「ちょっとした郊外沿線の部屋よりよっぽど便利(で都心)」です。
このタイプ特有の特徴もありますからその辺を中心にレポートしましょう。
駅からのルート等は前回の店舗で紹介済みですからそこは省略、
http://retour.seesaa.net/article/247481198.html
(※ちなみに先日紹介の店舗は一部スケルトンにするそうで、ここはまた内容確認できましたら補足でお伝えいたします。)
このブログやスピンオフ(よもやま話系)の『住まいの心理学』読者の方なら既にご存知と思いますが、「築年数は?」的に新しいもの志向される話は列挙にいとまが無いのに「この建造物の建築コストは」とか「物量投入規模は(躯体そのものの鉄とコンクリートの総量)」などへの関心が「驚くほど少ない(というか限りなく0%)」だけでなく(しかも分譲購入考えている方ですらです)、業界的にも情報取得できない訳でして、
この姿見と申しましょうか、昭和のゴツくてガチっとした往年の建築の評価は室内環境のスペック以上に評価されてもいいと思うんですが、
人の心理というのは不思議な事が多いのです。
建築の特徴として『ニューステイトメナー』は当時流行した高級建築の某タイプに属します。某タイプとは「ホテルスタイルの建築」です。
それほど数が多いタイプではありませんが、クオリティーは高く目立つような売り文句はありませんが、実質「ナチュボーンデザイナーズ」クラスである場合も多く、知る人ぞ知るタイプになります。
空調なども当時は(ホテルなどと同様に)セントラル方式だったのですが、各室独立でエアコン設置の部屋がある場合も珍しくありません。
(セントラル設備は保守費用が大で現代の住居用建築では見られなくなってきてますが、高級物件の場合廊下共有部分などに空調効いてますよね?のように、各室の空調はセントラルとなっていなくても、高級建築になれば何らかのセントラルシステムは実装されるとも言えますね。)
現代における『ニューステイトメナー』の位置付けは勿論変わってきていますが、
バックグラウンドを知る事で付加される「それぞれの解釈」というものもあるのかなと思います。
1Rタイプのお部屋間取です
間取は典型的なものを編集したものとなります、
(分譲ということもあり細かい部分は各室違ってきます)
さて間取の特徴ですが、
通常見ているようで実はあまり見かけない間取になっているのです。
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