前のレポートはこちらですね、
中野坂上から個性的なマンションを紹介します
http://retour.seesaa.net/article/103403180.html
(当時管理会社さんの協力もあって室内画像もありますので詳しくは前記事参照ください)
中野坂上です

なんといっても丸ノ内線・大江戸線が使える便利な駅のひとつ。
西新宿ですら徒歩圏ですから福都心近郊ながら有力な住宅街のひとつです。
弱点は商店街ぐらいですね、
(買物環境は青梅街道に充実してますので心配ありません。)
物件のロケーションは中野坂上交差点の東南側なので「西新宿エリア」となります。
さて今回の主題である間取り図研究です。
紹介するお部屋はこちら
1階(27.9u1Rストウディオ)

20u相当の1R図面をよくご覧の方は「見慣れた間取ジャン」なんて思ってしまうかも知れませんが、これが優れものの間取りなのです。
27.9u1Rストウディオと言えば皆さん想像以上の広さで、
オリジナル設計のこのマンションは、水回りなどの設計も高いレベルで計算されているので、効率もよく居室が無駄なく広く使えるようになっているところがポイント。
地味な間取りに見えるようですが、
横玄関、玄関ホール設計、室内のキャラクターをいいかんじに分けるところに収納、角部屋で二面採光など、優れものの内容。
ちなみに室内中央部の収納の対面に間仕切り家具などを置くと、あっという間に2Rになります。
しかも以前のレポートにありますように、低層デザイナーズとして理にかなった設計になってますので、1階だから的なNGポイントは無くむしろ窓から外へ繋がるグランドラインが室内を更に広く感じさせます。
地味な間取りどころか抜群のコストパフォーマンスを誇る間取だと言えるでしょう。
図面資料をパッと見て、スルーしちゃったら大変です。
図面と平米数のバランスなど見落とすことがないよう注意したいところです。
ザックリした一般的分類を挙げますと
1R20u前後・1DK25u前後・2DK/1LDK40u前後となります。
(ちなみに最近注目されている高級シングル向けの平米数は30u前後)
ですから「27.9u1Rストウディオ」というのは一般的1DKより広く、キャラクターは高級シングルに属します。
実はこの組み合わせは「ありそうでなかなか無い」内容でして、実際探すとなかなか見つかりません。賃料がワンランク上がる最近作の『分譲キラー』などでやっと出てくるかなという間取りなんですね。
豪華そうな間取や、面白い間取りを見るのばかりが間取研究ではありません。
一見地味な間取りの内容をピタっと評価してこそ間取自慢であると言えるでしょう。
(どういう研究なのかわかりませんが(笑、)
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