それはねお風呂ついている方が便利は便利です。
ですけれど、ミニマルコンパクトの原型として「光熱費が安い」DKと違ってコンパクト木造和室1Rはストゥディオと同じ構成になっており、高い合理性がある。
(ひょっとするとDK時代の所謂台所設計よりシングル向けなら便利な設計だった。)
昭和の学生APや下宿や間借りに比べれば、専用トイレと専用キッチンはゴージャスな設備であり賃料を抑えるには4帖半でも可と言えば可なんですが水回り配置設計上「キッチン・トイレ専用和室1Rは6帖から」でしょうね。
昨今の用途は勿論シングル住居としてあり得るものですが、セカンドハウス・個室書斎として利用する事もできますし(特に今回のお部屋はその用途にベストマッチ)、都心部にもまだまだ現存しているところがポイントなのです。
現在郊外の風呂無しの方が地域の銭湯閉鎖など利便性が後退する側面もあるんですが、都心部の場合(実際に都心管理会社から聞いた話ですが)『フィットネスクラブ』があちこちにあるので「風呂無しAPとフィットネスクラブの会費合計してもお釣りがくる」と合理的計算であえて風呂無しAP選択する人もおりまして、東京シングルライフベテラン向け1Rとして実はアリアリの存在。
ザックリと銭湯代(今450円)逆算すると1万相当加算でB・T別とバランスする事になるので、賃料評価的にはそこがボーダーになりますが、忘れてはいけないのは「そこいらのユニットバスと銭湯のお風呂は比較にならないほど銭湯が上位」というところでありまして(勿論お風呂掃除やら浴室で使う水道代も込みですから相対評価的には1万以下でしょう)、30年前は夜の銭湯は随分と混んでおりまして洗い場満席状態で並んで待つ事もあったのですが、現代ではそういうこともありませんしね。
(※都心の状況としては広尾商店街にも銭湯ありますからね、広尾で風呂無しAP探して銭湯通いする暮らしってのも逆説的に「かなりカッコいい」と個人的に思っております。)
■さて今回紹介するのは代々木というか参宮橋からです。
代々木の街紹介は何度かやってますから、駅回りは飛ばすとしまして、
今回は風呂無しという背景ありますので最寄りの銭湯から紹介となります。
銭湯は南新宿駅の真裏にあります、

隣がコインランドリーという定番のスタイルで、はいこちら

物件概要にも記載しますが、「南新宿駅から参宮橋駅」というのは歩いても15分無いかな?程度の距離でありまして、物件から銭湯までの距離も約940mです。
(940mは不動産表記方式ですと分速80mなので約12分)
銭湯を利用する事考えますと「ちょっと距離あるな」というところですが、昨今の東京風呂無し事情的には(やはり廃業とかもあるんですよね)まー贅沢言えない距離感となります。
それもその筈で今回のお風呂無しAP「かなりいいとこにある」んでございます。
ここんところはトレードオフで。
南新宿からペアシティーんとこ進みまして

まっすぐ西参道を渡ると、

所謂代々木”いいとこ”とされるメインの「初台の南側で、参宮橋〜でそのまま小田急線沿いに代々木上原まで」のゾーンとなるのであります。

ちなみに参宮橋あたりから八幡は高級マンションエリアで、上原方面は戸建てのいいとこメインといったところでしょうか。
(その関係でシングル賃貸の場合には上原より代々木八幡のが私的には評価が上で、買い物環境的にもシングルの方なら代々木八幡や参宮橋のが暮らしやすい筈です。)
さて、そんなシングル賃貸などもある参宮橋の住宅街へとはいります。

まー非常に閑静で平和な住宅街なんであります。
ここの実にわかりやすい間取りのこのお部屋が

一見なんてことない和室6帖に見えますが、
現地確認して驚きました。
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