■一昨日昨日と九州で大きな地震がありました。
被害にあわれた方、不運にも亡くなられた方、お見舞いお悔やみ申し上げます。
同様強度の地震が群発している状況になってきています。
予定を変更し地震関連記事に差し替えます。
網羅的内容は『住まいの心理学』に関連記事としてアップしております、
http://kagewari-retour.seesaa.net/article/436732239.html
合わせてお読みいただければと思います。
retour&Rtourは主に東京の不動産ニュースブログですから、読者の方も主に東京在住者の方を想定し、別角度のレポートとしてまとめます。
今回九州で発生した地震は観測経験の少ない「同規模の地震が移動しつつ群発」する様相になっています。このような規模の地震が連続することは高層住宅の長周期地震動同様「建築物単体の性能評価で判断することが”できません”」。
(『住まいの心理学』にも記載しましたが長周期地震動を考えると高齢世帯の方は当該地震が一定水準に落ち着くまで、建造物に耐震性の問題が無くても避難されるのがベターに思います。)
東京の地盤に関しては過去『住まいの心理学』にて以下レポートをあげております。
東京直下型地震報道の「報道内容」について
http://kagewari-retour.seesaa.net/article/265927876.html
※上記記事中で紹介している地盤関連DATAは最新のもの更新されているようです。
詳しく知りたい方はソースとなっている『東京都防災ホームページ』を参照ください。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/
前述記事にも触れておりますが、
地震規模だけでなく、地盤によって「揺れやすさ」そのものが違います。
火災延焼のリスクも地域によって違っています。
■住居の耐震性能は防災性能全体の一部に過ぎません。
避難場所の確認も大事ですが、
”お住まいの地域”固有のリスクを是非確認しておいてください。
前述の長周期地震動のような建築タイプ固有の(倒壊とは別の)リスクも留意ください。
(地震災害の怪我大半は「家具の倒壊」です。建物の耐震性能が高く倒壊の心配が無くても、揺れが大きければ家具倒壊リスクが高まるのは事実です。必要に応じた対策を取るべきだと思います。)
特に今回のような群発型の可能性がある場合には、近隣別地域の地震発生であっても当該地震が収まるまで離れた場所へ避難しておくオプションも検討しておくのがベターかも知れません。
水の備蓄も、今回のような「とにかく住居から避難が必要なケース」には対応できません。
防災グッズ的にはアウトドア系の準備も必要になります(高価ですが災害地利用可能なソーラー発電機もあります)。そして情報取得で最も信頼性高いのはスマホでは無くラジオです(ネット環境は基地局の問題で不安定になる可能性あります)。
スマホ用予備電源として日常使いにも重宝する「モバイルバッテリー」容量に余裕あるものを常備しましょう。
持出し可能な食料は軽いほうがいいので定番の「乾パン」や「カロリーメイト的なもの」主力がベターに思います。
■地味なポイントですが、
避難時に適当な”靴”を持っていない人は、長距離歩く事ができる靴は常に必要です。高価なものではないでしょうからお持ちで無い場合は購入しておくべきでしょう(慣らしも忘れずに)。安全靴は極端ですがキャンバスのスニーカーだと頼りないと思います、ウォーキング系でも革靴が無難でしょう。
東京の場合、陸路を絶たれ孤立する状況はなかなか無いと思います。
しかし人口が多い分、救急などの対応は大変な事になるでしょうから、簡単な傷の対応が可能なメディカルキット的なものは自前で用意しておくのが安心だと思います。
(消毒系のものとして登山などする人の間で簡単な鎮痛効果もある消毒塗り薬「キシロA」というものが知られているようです。)
普段の報道などによる地震情報は「あまりあてになりません」。
視聴率含めてベクトルかかった報道が多数です(都心直下を含む危機を煽る的な)。
地震関係の情報は、所謂ワイドショー的な媒体に頼らず地味に学会発表やお住まいの地域自治体提供の情報のが確実で有用です。
特にお住まいの地盤が揺れやすい地域なのかなどご存知無い方大半だと思います。
(冒頭記載の長周期地震動的にもここ関連すると思います。)
一度は自治体情報確認しておくことをお勧めします。