建築母数的にシングル向け30uの賃貸物件は少ないワケですが(『分譲キラー』などで1Rストゥデイオ建築が増えたのは近年からです)、高円寺に有力物件がありました。
早速高円寺駅からと思ったのですが、
凄く駅近であるため駅までのルートは後半として物件周囲からレポート始めてみようと思います。
実はここの絵過去記事逆方向からも撮影しているのですが、
この地域の守りの神社仏閣である長仙寺の横丁なのです
よりまして進むとこうなりまして
ドーンと、
実に心強い
実は物件このお寺の参道的区画に存在しており
更に周囲の環境をぐるっと回って紹介してみますと、→続きを読む
2016年09月23日
2016年09月14日
繰り返しレポート(ほとんど特集ですね)in荻窪1K
今年何度か特集的にレポートを続けている「荻窪駅から少し離れた青梅街道の警察署向こう側のUR再開発区画」に、またどうぞと言わんばかりに堅い内容のリーズナブルな候補がありましたので、しつこいようですが繰り返しレポートとしました。
ルートが同じ過ぎてもアレなので、過去レポート記載どおり同地区は「正直なところ西荻から歩く方が近い」エリアなので、西荻から歩くとどうなのレポートとしてみました。
というワケで西荻窪駅からスタートです
そのまま商店街を北へ
一見緩めの商店街ですが
見た目と違い(ちなみに一本裏に小さな飲食街もあります)、個性的な店も多くかなり高い水準にあります
(個人的印象ですが「空いている吉祥寺の東急裏」。西荻は文化的に吉祥寺圏なのです。)
善福寺川関根橋を渡ると
ここから青梅街道の荻窪文化圏へチェンジします
物件へのルートはここからちょいと脇道に入りまして
閑静な住宅街の近道で青梅街道へ
青梅街道です
ほぼ、クイーンズ伊勢丹区画の前です→続きを読む
ルートが同じ過ぎてもアレなので、過去レポート記載どおり同地区は「正直なところ西荻から歩く方が近い」エリアなので、西荻から歩くとどうなのレポートとしてみました。
というワケで西荻窪駅からスタートです
そのまま商店街を北へ
一見緩めの商店街ですが
見た目と違い(ちなみに一本裏に小さな飲食街もあります)、個性的な店も多くかなり高い水準にあります
(個人的印象ですが「空いている吉祥寺の東急裏」。西荻は文化的に吉祥寺圏なのです。)
善福寺川関根橋を渡ると
ここから青梅街道の荻窪文化圏へチェンジします
物件へのルートはここからちょいと脇道に入りまして
閑静な住宅街の近道で青梅街道へ
青梅街道です
ほぼ、クイーンズ伊勢丹区画の前です→続きを読む
2016年09月06日
地縁とか不動産の縁起的なあれこれ
類する話は過去『住まいの心理学』にも書いてきたことなのですが、
時に「出世部屋」や「寿部屋」などという言葉があったり、
風水に代表される不動産の占い的な世界があったりします。
実際千代田区の一部に見受けられるように「こりゃ底地の力感が半端無い」ことを”感じる”こともあります。不動産オカルトな話をしようってことではなくて(笑
様々な要素をネタバレ的に考えてみようって話です。
一番ネタバレ的にわかりやすいのは風水でしょう。
古代から近代あたりまで街には下水道インフラも無く、舗装技術も無いと来た時に「いかに衛生的に風通し的になにをあっちに配置すべきか」って事ですよ。
すべからく先進国インフラな街においてはほとんど意味が無くなりましたが、それでも新築分譲マンションの玄関ドアにすっごい結露がみたいな”空気の流れ”を読み違えた設計が大変な事になるのも事実。
かといって「実のところコンパートメントである1Rマンションにおける風水」を深刻に考え過ぎるるのも無理があります(本来用途は戸建ての場合でしょう=マンションの場合躯体全体の配置関係ではないかと)。いつぞやの話ですが「方位的にキッチンの位置が(ちょい右寄りや左寄りで)西とも東とも取れる場合も多いですから(或は前方なので全部北向きであるとか)、極論1Rマンションの場合水回り配置を西東に特定できない場合もありますよ」と返信したところ一切返事が返ってこなかったことがありますが、、。
ええ、なんと申しましょうか、
不動産の縁起性ってかなりの部分が「底地にまつわる歴史伝統との接続性」に思います。
賃貸の場合も家主さんがどのようなコンセプトと歴史的経緯でこの土地にみたいな物語性と関連無しにはあり得ない場合があるでしょうと。
過去レポートにあった「防音設計したわけでは無いのにミュージシャン向けマンションとなった部屋」なんてのもありましたね。
社会との連続性が最も強いのは(事の是非はともかく)『社員寮』となるのでしょうし、
どこに暮らすのかってテーマが「東京ひとりぐらし戦術論の根本」なのは疑いようの無い事実であり、部屋の内容と賃貸条件だけに目が行くのは近視眼的に過ぎる判断でもありますす。
retourのレポートが必ず街レポートと街の文化や流れみたいなものを重視している理由でもあるのですが、自分のひとりぐらしコンセプトとの整合性ってのが一番重要です(勿論賃貸スキルにも関係しますが)。
部屋が何かしてくれるのでは無くて(綺麗な部屋に契約すれば幸せそうに見えるだろうとかじゃなく)、
「何かするならこの部屋だろって賭けや読み」が部屋探しの本質です。
(その路線の王道はシングルじゃありませんが「子供を育てるなら何々で」という選び方。)
ここがバチンと合うと、「本社をここに置いてよかった」みたいな好循環が発生したりするのです。
元論、家主さんの建築意匠と一致性があれば自動的に「大家さんとも気脈が通じる可能性も大きい」のですから、得な事はあっても滅多に損することも無いでしょう。
たとえば「現代社会だらあえて和室にしました」ってお部屋に「和室を探してます」って入居者が契約すれば「お庭にお稲荷さんがあるんですかこれ?」みたいな想定外があったりですね、
たかが部屋探しではありますが、
『戦略』ってものがあるのと無いのでは大きく違います。
過去に、管理会社さんから「お客さんジーパンに茶髪で内見きたら一発審査落ちしますよ(えーっ私の服装は?仲介さんは蘭渓無いからみたいな)」などというお部屋もありました。内見にはなりませんでしたが、仮に入居者の堅さを最重視する『戦略』があるのだとしたら「流石に堅い堅すぎる」と響くものがあったのやも知れませんし、
そういえば「女子専用が徹底してます。親族の方でも男子入室入館はNGです。」ってお部屋もありました(笑
昔話ですが新宿副都心な「5万2千円風呂付1Rマンション」を管理会社に「お風呂はバランスですか?一般的な給湯ですか?」と尋ねたところ「この値段で風呂付なのが重要で、この部屋探してくる人がバランスかどうかなんて気にしやしないから(だから俺もわからんよ)」な返事だった時があります、管理会社さんの見立ては「都心で突出したハイCPな戦略な人にうってつけの部屋(終わり)」だったのでしょうね(それは無いでしょと思いつつわかる部分もありました)。
過去印象に残る部屋のひとつは、
ド・新宿都心「風呂なし1R4万前後」なマンションで(大家さんの信念で外国籍の方は絶対NGだからと説明アリ)、「このL字な狭さは裏側のエレベーターシャフトでしょうか?」な特徴的間取りながら(居室5帖は確保していたように記憶しています)、いかにも昭和っぽいコンクリ要塞かのようなガッチリした部屋で(エアコンもウインドウファンしか設置できないのですが)、「隠れ家以外表現しようが無い」お部屋でした(即日申し込み)。
事故部屋ではありませんが(てか事故部屋って図面でした見たことありませんが、言うほど割安設定でも無い上に、内容のある部屋でも無かったりします←元々がメンタル的にダウナーな間取りが原因なのじゃないかと)、過去retourレポートにおけるアクセス数代表的物件の中には(あくまでも私の主観ですが)「”いい意味で”絶対文芸系の幽霊(精霊の意)いるだろう!」ってお部屋もありました(内見者もいましたが誰も申し込まず)。
私の記憶が確かなら後にこの部屋は設計デザイン事務所となってリノベーションされ見事なお部屋になっていたかと思います。
■たかが部屋探しではありますが、
『戦略』ってものがあるのと無いのでは大きく違います。
逆に言うなら「これという次なる戦略がない時には、引越ししない選択がベター」なのです。
分譲ともなれば、余計にマンションの次に高額な買い物の代表に車がありますが、
「トヨタ日産ホンダ三菱マツダスバルは横一線でとにかくカタログスペックで比較する人」っていませんよね。各ブランドには何気にフラグがあるのがむしろ自然でしょう。
親族の方に相談しても「やれ三菱だ、いや三井だ、契約するなら野村でしょう」などなど(物件のスペック云々以前の情報が)各方向から集まってくる筈です。
戦略まで考える人は少ないかも知れませんが、分譲で戦術的発想をしない人は皆無だろうと思うのです。
部屋探しって観点から見れば、賃貸も分譲も違いありません。
『戦略』のある部屋探しは論理的には失敗しないのであり(実利的に失敗しても後悔するポイントにはならない)、スペックだけに目がいっちゃう選択はリスクが高いのです(同様に無理筋の交渉も縁起的には凶筋です)。
不動産はなんだかんだ縁起物です。「土地は権利物であって商品ではありません」から。
時に「出世部屋」や「寿部屋」などという言葉があったり、
風水に代表される不動産の占い的な世界があったりします。
実際千代田区の一部に見受けられるように「こりゃ底地の力感が半端無い」ことを”感じる”こともあります。不動産オカルトな話をしようってことではなくて(笑
様々な要素をネタバレ的に考えてみようって話です。
一番ネタバレ的にわかりやすいのは風水でしょう。
古代から近代あたりまで街には下水道インフラも無く、舗装技術も無いと来た時に「いかに衛生的に風通し的になにをあっちに配置すべきか」って事ですよ。
すべからく先進国インフラな街においてはほとんど意味が無くなりましたが、それでも新築分譲マンションの玄関ドアにすっごい結露がみたいな”空気の流れ”を読み違えた設計が大変な事になるのも事実。
かといって「実のところコンパートメントである1Rマンションにおける風水」を深刻に考え過ぎるるのも無理があります(本来用途は戸建ての場合でしょう=マンションの場合躯体全体の配置関係ではないかと)。いつぞやの話ですが「方位的にキッチンの位置が(ちょい右寄りや左寄りで)西とも東とも取れる場合も多いですから(或は前方なので全部北向きであるとか)、極論1Rマンションの場合水回り配置を西東に特定できない場合もありますよ」と返信したところ一切返事が返ってこなかったことがありますが、、。
ええ、なんと申しましょうか、
不動産の縁起性ってかなりの部分が「底地にまつわる歴史伝統との接続性」に思います。
賃貸の場合も家主さんがどのようなコンセプトと歴史的経緯でこの土地にみたいな物語性と関連無しにはあり得ない場合があるでしょうと。
過去レポートにあった「防音設計したわけでは無いのにミュージシャン向けマンションとなった部屋」なんてのもありましたね。
社会との連続性が最も強いのは(事の是非はともかく)『社員寮』となるのでしょうし、
どこに暮らすのかってテーマが「東京ひとりぐらし戦術論の根本」なのは疑いようの無い事実であり、部屋の内容と賃貸条件だけに目が行くのは近視眼的に過ぎる判断でもありますす。
retourのレポートが必ず街レポートと街の文化や流れみたいなものを重視している理由でもあるのですが、自分のひとりぐらしコンセプトとの整合性ってのが一番重要です(勿論賃貸スキルにも関係しますが)。
部屋が何かしてくれるのでは無くて(綺麗な部屋に契約すれば幸せそうに見えるだろうとかじゃなく)、
「何かするならこの部屋だろって賭けや読み」が部屋探しの本質です。
(その路線の王道はシングルじゃありませんが「子供を育てるなら何々で」という選び方。)
ここがバチンと合うと、「本社をここに置いてよかった」みたいな好循環が発生したりするのです。
元論、家主さんの建築意匠と一致性があれば自動的に「大家さんとも気脈が通じる可能性も大きい」のですから、得な事はあっても滅多に損することも無いでしょう。
たとえば「現代社会だらあえて和室にしました」ってお部屋に「和室を探してます」って入居者が契約すれば「お庭にお稲荷さんがあるんですかこれ?」みたいな想定外があったりですね、
たかが部屋探しではありますが、
『戦略』ってものがあるのと無いのでは大きく違います。
過去に、管理会社さんから「お客さんジーパンに茶髪で内見きたら一発審査落ちしますよ(えーっ私の服装は?仲介さんは蘭渓無いからみたいな)」などというお部屋もありました。内見にはなりませんでしたが、仮に入居者の堅さを最重視する『戦略』があるのだとしたら「流石に堅い堅すぎる」と響くものがあったのやも知れませんし、
そういえば「女子専用が徹底してます。親族の方でも男子入室入館はNGです。」ってお部屋もありました(笑
昔話ですが新宿副都心な「5万2千円風呂付1Rマンション」を管理会社に「お風呂はバランスですか?一般的な給湯ですか?」と尋ねたところ「この値段で風呂付なのが重要で、この部屋探してくる人がバランスかどうかなんて気にしやしないから(だから俺もわからんよ)」な返事だった時があります、管理会社さんの見立ては「都心で突出したハイCPな戦略な人にうってつけの部屋(終わり)」だったのでしょうね(それは無いでしょと思いつつわかる部分もありました)。
過去印象に残る部屋のひとつは、
ド・新宿都心「風呂なし1R4万前後」なマンションで(大家さんの信念で外国籍の方は絶対NGだからと説明アリ)、「このL字な狭さは裏側のエレベーターシャフトでしょうか?」な特徴的間取りながら(居室5帖は確保していたように記憶しています)、いかにも昭和っぽいコンクリ要塞かのようなガッチリした部屋で(エアコンもウインドウファンしか設置できないのですが)、「隠れ家以外表現しようが無い」お部屋でした(即日申し込み)。
事故部屋ではありませんが(てか事故部屋って図面でした見たことありませんが、言うほど割安設定でも無い上に、内容のある部屋でも無かったりします←元々がメンタル的にダウナーな間取りが原因なのじゃないかと)、過去retourレポートにおけるアクセス数代表的物件の中には(あくまでも私の主観ですが)「”いい意味で”絶対文芸系の幽霊(精霊の意)いるだろう!」ってお部屋もありました(内見者もいましたが誰も申し込まず)。
私の記憶が確かなら後にこの部屋は設計デザイン事務所となってリノベーションされ見事なお部屋になっていたかと思います。
■たかが部屋探しではありますが、
『戦略』ってものがあるのと無いのでは大きく違います。
逆に言うなら「これという次なる戦略がない時には、引越ししない選択がベター」なのです。
分譲ともなれば、余計にマンションの次に高額な買い物の代表に車がありますが、
「トヨタ日産ホンダ三菱マツダスバルは横一線でとにかくカタログスペックで比較する人」っていませんよね。各ブランドには何気にフラグがあるのがむしろ自然でしょう。
親族の方に相談しても「やれ三菱だ、いや三井だ、契約するなら野村でしょう」などなど(物件のスペック云々以前の情報が)各方向から集まってくる筈です。
戦略まで考える人は少ないかも知れませんが、分譲で戦術的発想をしない人は皆無だろうと思うのです。
部屋探しって観点から見れば、賃貸も分譲も違いありません。
『戦略』のある部屋探しは論理的には失敗しないのであり(実利的に失敗しても後悔するポイントにはならない)、スペックだけに目がいっちゃう選択はリスクが高いのです(同様に無理筋の交渉も縁起的には凶筋です)。
不動産はなんだかんだ縁起物です。「土地は権利物であって商品ではありません」から。