壁式RC造の耐震性が最強であることは各所で論じてきました。
木造2×4構造のそれと同じ論議でモノコック構造特有の強度によるものです(フレーム構造との対比で箱構造のが強いみたいな意味です→「金属の脚付きテーブルVS金庫の強度」で想像してみてください)。
そもそもRC造とは、日本では違うニュアンスになっていますがRC造は欧米建築界において”自由な造形が可能な工法”の意味が画期的であるとされているもので(故に日本の建築に曲面などを含むユニークな建築が少ないのは何故かって感じる欧米人も少なくないとか)、その造形自由度により様々な建築家が意欲的なデザインに取り組んでって流れにあるものです。
つまり強度だけで言えば(設計自由度は後退し四角四面にしかできない)壁式構造は最強なのです(正確に言えば”耐力壁”により構成されるモノコック建築)。
現代においてはそんな壁式RCもほとんど見かけなくなっている状況にあるのですが、
『壁式PC(プレキャストコンクリート)造』ってのがあるんですね。
構造上、主として低層注文戸建て建築などに優位性のありそうな工法ですが、木造2×4の構造パネルを”整形済みのコンクリート耐力壁”に置き換えて想像していただけると早いかなと思います。
賃貸住宅ではあまり見かけない工法となりますが、
今回はそんな「壁式PC造」マンションのレポートとなります。
(建築としての水準はケースバイケースなので一般の低層RC造と比較してどちらが高級なのかは一概には言えません。PC造はコストパフォーマンス高い工法としても紹介されていますので、そこは外観画像などから理解いただければと思います。)
最寄り駅は阿佐ヶ谷ですが、最寄り公園と高円寺の線路沿い西側商店街にも近いため、
高円寺駅からスタートです
(後述しますが、徒歩距離的に高円寺駅も最寄りという意味ではありません)
過去レポートで言えば高円寺秀和マンションと同じルートです
商店街を進み
(ちなみに線路沿い西側へ延びる商店街は、高円寺駅北側・南側ハイブリッド的な性格にあり、北側的庶民の飲食店と南側的サブカル古着店が混在しているのが特徴。)
5、6分商店街を進めば行き止まりとなります。
商店街はちょこっとT字路左右にも続き、
(今回の物件からここまでが”10分ぐらい”なのです)
過去秀和レポートでも紹介した「ここだけ拡幅文教地区」へ出ます
突き当りを右折すると小学校から
公園に連なる区画へ出て
ここから阿佐ヶ谷駅への抜け道的ルートをちょこっと行くと物件です
物件から高円寺駅まで歩くと15分以上かかると思われなので、メインの最寄り駅はレポート後半戻り経路で紹介した阿佐ヶ谷となりますが、休日などに近隣の公園などで過ごすとすれば高円寺の線路沿いの商店街のが近い事になり「高円寺の商店街も近いですよ」がポイントになると思った次第です。
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