「実際のところは12月中旬から1月の成人式の後まで」
ほぼ、上記期間は部屋探しには得策ではありません。
■不動産会社はGWやお盆・年末年始などの行楽シーズンや帰省期間はほぼ時期を合わせて休業になります(ここ付け加えると大家さんも不在がちであるというのもその理由)。
それとは別に12月に関しては、
古い慣習ですが『夜逃げ顧客の忌避』というのもあります。
「こんな年度末に引っ越すとか何かあったのでは」
ある意味大家さんの審査というのは、一般的な入居者を期待するもので(休暇期間や生活時間などに関しても一般的である方が何かと無難だからです:審査時公務員最強の理由)、12月終わりも近いというのに慌てて部屋探しをしなくてはいけない事情でもあるのではないか?と心配されるケースも多く、
●賃貸契約において重視すべき点として
(賃貸契約において契約者は”お客さん”では”無く”民法上商取引同様の当事者ですから、法人代表者が銀行と取引しているのと外形上同じ)
【信用上位の関係構築】は契約者にとって最も有意な利得となります。自ら信用上の不安や疑問を想起させる振る舞いは得にならないのです。
(※この点は、申込み時に必要書類を事前に全て揃えて一発で送信することが重要視される理由でもあります。←「審査落ち」事例の中でも申込書類がなかなか揃わずに大家さんからキャンセルというのは少なく無いケースです。)
仮に自分が独立事業主代表者で、銀行担当者に融資の相談に行っているのだとしましょう。
その時に、必要書類がなかなかそろわないであるとか、時期的にこの時に融資の案件?(資金繰りに苦心惨憺している経営難アリの法人ではないか?)のような流れになる事で得することがあるとは思えませんよね。
実際不動産賃貸契約は、7万前後の部屋でも借りる資産は(仮に区分所有部分として売却すれば)おおよそですが900万前後のの取引です(中古の高級車を2年間占有で借用するのと同じ規模)。
ファミリータイプともなれば部屋の資産評価2千万を超えるケースも珍しくありません。
●不動産賃貸契約とは想像するより大きな金額の資産借用契約です、
旅館やホテル宿泊の延長で認識されちゃうと全く違う訳で、全然別物です。
なので、信用上位であることは(様々な賃貸契約上のリスクが大家さん側から低い安定入居者と理解されることを意味しますから)「契約時のみならず、何かあった時の交渉や相談などあらゆる状況で契約者にとって有利です」。
※申込・入居審査時の必要書類に「所得証明」が無くても、(そもそも年収と勤務先は申込書に記載しているので申込時公開情報ですから)率先して書類出しちゃう方が何かと得策なのです。
そんなこんなで
確かに、年中無休営業店も存在します。
12月末ギリギリまで募集求める大家さんも存在します。
ですから、12月の仕事納めに契約が間に合うのであれば部屋探しは可能ですが、
この状況そのものが借りる側にとってケツカッチンな事になってますので、
可能であれば避けたいと。
(全空室での調査を原則としているretourの場合は、お引き受けできない状況にもなるのです。←既に新規空室の登録募集を越年判断している管理会社も出てきますから万全な調査ができない。)
●ある意味”デキる大家さん”は
12月に空室が出ても年度末に募集かけません。
空室期間は残念ですが、新規募集は1月にしようと判断します。
(※同時に確実にいくなら各社休暇期間も確実に終了する成人式明けからがベター)
契約の相手が”デキる大家さん”であることは、
契約当事者である借主にとっても有意なポイントです(合理的話が可能という意味ですから)。
などなどにより、
12月中旬〜1月成人式連休明けぐらいまでは部屋探しには得策では無い期間となります。
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勿論、相場調査やエリア別の空室分布など事前の相談はフル稼働できますので(国交省DATAベースメンテナンス期間を除く)、
retour的には同期間を”事前相談”に重点置いてます。
次回は年明けからの「東京賃貸ビギナー向け」的な意味も込めて、
街「吉祥寺が住みたい街とかどういう意味」みたいなレポートにしようかなと思ってます。