元々高級住宅街でもありませんから（伝統的な目黒の”いいところ”は油面と呼ばれる中町方面で駅からバス便のエリアなのです）、木造アパートであったり古築マンションを探すにも有力な街のひとつ、
今回はそんな目黒から目黒らしい部屋を紹介しましょう。
目黒通りに出るルートもあるんですが、迷わず近道の裏道を進みます。
（急坂なので上るのは大変かも）
（この交差点からそのまま左折）
ご存知目黒川
○○ホテルも写ってますが、それも目黒らしいって感じもします。
基本目黒駅よりの商店街は飲食店なのです。
川を渡ると閑静な住宅街で、
まもなく今回紹介のお部屋に到着
こんなお部屋が空室です
17.39㎡１R
17.64㎡１R
図面見慣れている人なら、間取りから「画一的な”所謂マンション設計”と違うかな」と気が付くと思います。
両室ともに「横玄関」など細かいところが専用設計っぽい特徴があって、構造は鉄骨造3階建てんですが、玄人っぽく言えば「あーこれは三井ホームの２×４っぽい造りかな」と気が付くでしょう。（このタイプはいいの多いんですよ）
物件概要
JR目黒徒歩8分、目黒区下目黒2、鉄骨造3階建ての1階、築S63（大和ハウス）、エアコン、物干しフック、１Fシャッター、１口ガスコンロ設置可、
保証人不要制度利用可能、
賃料7万4千円（共益費3000円）、礼敷2/2
外観はプライバシーの関係でそのまま紹介するのは自己規制させていただきますが、
一戸建て系の低層マンションで、前述のように「いかにも１Rマンションがありますね」って外観ではありません。
なかなか細かい部分は説明長くなっちゃうとアレなんですが、このタイプは防犯性やプライバシー等の条件も優れているので空室は１階ですが、女性も不安感感じないタイプと言えます。
近隣環境も
目黒通りの商店街も川を渡ると飲食店街から住宅街の買い物の場に変わるので、
なにげに便利なところです。
折角目黒に来たのですから、本来”Teorema”ネタなんですがヴィンテージとして知られる『マンション雅叙園』も紹介しましょう。
http://www.gajoen.org/index.html
築S46、施工：東海興業
住所は品川区上大崎なので（目黒駅が目黒区じゃないのは有名な話）、恵比寿ガーデンから白金寄りと同じ文脈の流れにあって、目黒の飲食店街とは関連が無いといいましょうか近隣でありながら別の場所になります。
（この辺は説明が難しいところなんですが）
地図上は東急目黒線の不動前駅が近いんですが、かなり急坂の先なのでロケーション的にもみなさん目黒駅徒歩で暮らしていると考えてよろしいかと。
ちょっと遠回りになるんですが目黒川の西側から回ります
（そっちからじゃないと外観が写せないんですよ）
UFO着陸か？みたいな場所を先にすすみ
ちょっとカメラのISO設定をドジってしまいましてちょ～と見え難いんですがこちらが『マンション雅叙園』です。
川を挟んで見える独特の落ち着いた佇まいに特徴があって、
前述のURL見てもらえるとわかるかと思いますが、中庭を中心に何棟かがぐるっと並ぶ（昭和高度成長期の前衛的公団住宅の設計を思わせる）有名なマンションです。
ココから先（左）にエントランス中庭なんですが、
ちょっと画像撮るだけでは入り難い雰囲気なのでここまでで遠慮して、
周囲は『杉野服飾大学』に囲まれているような格好で、
http://www.sugino-fc.ac.jp/
歩行者の半分がデザイナー系の学生さんかしらなる通りの雰囲気も独特、昭和の香りの濃いマンションと相まってとても魅力的な物件です。
こちらが服飾大学
そんなこんなで目黒って東西南北で、街のキャラクターも違っていてなかなかひとくくりにできないところが目黒らしいってところでもあります。
築浅系でステレオタイプなマンション探しちゃうと相場は恵比寿に近づいてトンと高くなってしまいますが、庶民的内容で探していけば決して高くない街なんですよ目黒。
マンション雅叙苑は98年初めに母と一緒に直接管理事務所のおばさんに開けてもらい幾つか拝見しましたが直感的にピンと来ず断念
空いてませんでしたが南目黒苑ならば確率高かったかもしれません
何れにせよ、当時は駅周辺だと東急ストアのみで買い物不便だったのに今は駅中にもマーケットがあり便利になりました。
この辺調査してみた感じだと「雅叙園」は分譲賃貸より売買の方が物件流通的には本筋かなと思います、
確証あるものじゃなくて感覚的にですが、
あの昭和チックな雰囲気は独特ですから目黒じゃ外せないマンションですね。
（買い物の利便性は同感です、今でも目黒駅周辺に限って言えばまだ不足感ありますね→この辺は目黒の住宅街と言えば油面ってことなのかなと思いますが）