何度か紹介しているJR中央線西荻窪駅ですが、
「取材が楽だからじゃないか」などいう声も聞こえてきそうなところですが、いえいえ人気のある街で知られる吉祥寺想定(吉祥寺だとほぼ探せない)からですよ(笑
って事にしておいて下さい”本音半分楽だから半分”ですっ
自転車でそのまま吉祥寺想定となると本来は西荻駅南の松庵なんかがベターですが、今回は駅商店街通りの北側となります。
勿論吉祥寺は隣駅ですから「吉祥寺界隈で暮らそうって人は地元では三鷹か西荻で部屋を探す」って法則が変わる事ありません。駅北側ですと自転車で吉祥寺はちょっと遠いのでお勧めできなくなる代わりにバス便で荻窪が便利になりますから(バス便利用で「最寄JR荻窪」でも行けるぐらい)、荻窪の街が近いだけでなく荻窪発丸の内線への利便性も高くなりますから「駅北側も何かと便利」であるのも地元的には知る人ぞ知るかなと、
西荻駅の絵は過去のレポート見ていただくとして商店街からいきましょうか。
バス通り的には勿論吉祥寺行も走行してます
小規模な小売店が元気な商店街だったりもして
中央線街キャラとしては西荻は「女性寄りの街」
商店街の先『関根橋』を渡ったちょっと先に
今回紹介のお部屋があります。
(橋渡って2、3分といったところでしょうか)
ミニマルコンパクト系の1R
賃料対比から、勿論の3点ユニットとクローゼットが無い事そして洗濯機置場が無い等東京ベテランの方であれば『相対的有利(トレードオフ)』と解釈いただける内容。
広さに関しては17.03uですが室内微妙に斜めっている部分もあるので16u相当と考えていいでしょう。
↓
物件概要もズバリその方向性です
JR西荻窪9分、杉並区上荻4、築1885、RC造4階建ての4階、17.03u1R、
分譲タイプ・エアコン・角部屋・最上階二面採光・キッチンIH・床CF・エレベーター無し・洗濯機置場無し・コインランドリー・銭湯近隣(約4分)、自転車置き場、鍵交換要(2万1000円)、保証会社要(詳細以下※)
※スマートレントシステム:保証料は毎月の賃料に以下の率で加算支払方式「保証人様有・賃料+管理費の1.1%」「保証人様無・賃料+管理費の1.9%」、賃料は月末27日引き落とし方式。
■賃料4万8千円(管理費5000円)、礼敷1/1
探せと言われても滅多に無い条件。
物件概要的には徒歩9分で間違い無いのですが(西荻窪よく知っている方ならよくわかる話だと思うんですが)、駅北の商店街を関根橋まで歩くのが『1単位→10分ぐらい』みたいなイメージになるので、体感上の徒歩距離は「10分ちょい」となります。
マンション自体にランドリールームはありませんが慣れている方なら無問題でしょう(細かい対策方法もありますしね)。
コインランドリーがもう少し近いともっと良かったかなとは思いますけど、ここもトレードオフです。
収納の工夫としては間取り図見てもらうのが早いんですが、
玄関と水回りを区切っている壁ありますよね(靴箱があるのかなな場所)、
たとえばこの線上に並行して(廊下を作るように)通販で1万前後で入手できる組み立て式収納を設置すると、横玄関的効果と申しましょうか室内への目隠しにもなり一石二鳥です。
のように「自分なりの効率的家具配置センス」のある方にはいろいろアイデア浮かぶ間取りです。
(ストゥイディオ状にキッチンが居室向いている1Rもなかなかどうして使える間取りです)
紹介のお部屋は条件的にも「かなりレア」なので、いつものように部屋探しの参考という趣旨で捉えると(問い合わせの引き出し的には)難しい事例となるワケなんですが、
↓
今回レポートの主眼は『トレードオフを考える』なんです。
主にシングル系に適応できる組み合わせをいくつか挙げてみましょう、
「B・T別を優先させるなら”バランス釜可”な人の勝ち(木造古築が狙える)」
「洗濯機置場無しやキッチン電気は賃料対比で有利」
「マンション1R系はB・T別より3点ユニットの方が効率良い(床面積)」
「自宅で料理しない人ならDKは無駄に広い場合が多い」
「都心近郊はどこでもほぼ駅徒歩10分以内なので徒歩距離遠くで賃料安を狙うのはあまり得策では無い(10分超えると別の沿線の駅が最寄だったりする)」
「幹線道路の無いところにマンションは無い(都市計画・建築許可)」
「都心部の築年数古いマンションは築浅より内容があらゆる面で上位の場合がある」
「特別”リノベーション”という言葉にこだわる必要は無い(築10年超えるとどこの大家さんも大きなリフォームを検討する→古築マンションの室内より築浅10年以内の室内の方が老朽化しているケースは割と頻繁)」
「慣れた人には風呂無し最強」
「礼敷条件を下げるより賃料を下げて礼敷2/2の方が有利」
「安易に希望の街を条件から外すべきでは無い」
「実経験無く風評だけで街(駅)を特定してはいけない」
等々沢山あります。
今回紹介したお部屋は部屋そのものが持つ個性というか『生活戦術やコンセプトが明快』=トレードオフのバランスがしっかり取れている。
つまり相性によって評価に大きく差が付くことになります、
相性的に「私ならその戦術いけます」って人にはダントツの部屋となるって意味ですね。
部屋探しは希望条件を選択するところで『勝負が決まっている』とも言えますから、自分にとって優位となる『トレードオフ』を探しておくのは”かなり重要な事”です。
最初から「あれもこれも」と漠然に条件(スペック)を挙げちゃうと、失うもの(部屋)が選択肢段階で消えちゃいますから本当の選択では無くなっちゃうワケで(失う部屋の資料を見ないんですから)、
エスカレーター方式は「選ぶにあたって疲れないので楽」ですが「何かと損」って部分も多々ありま。
■その逆も真でありまして、
相場を調べたい時には「設備条件MAXで希望条件から賃料を外す」とか、「基本賃料条件だけで広い方から・狭い方からの双方」だとかでDATA出して現実論としてどういう空室分布があるのか知る事で(市場に存在しないものは探せないワケですから)、情報をベースに戦術論(自分なりのトレードオフ)を探るって手もありますね。
2010年11月10日
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