支持率急落の菅政権を背景に一向に解決しない経済状況の中、賃貸不動産の現況でも大きな影響が出ています。
何度かレポートしてきた恵比寿長者丸ハイツと言えば個人的主観の中では「恵比寿周辺のリーズナブルクラスの名棟」で、更に長者丸は隣り合わせに新館・旧館がありまして、1Rストゥデイオ系中心の新館には時々2室前後の空室あるのですが(家主法人の方もリフォームなどのんびりペースで募集しているところもあって)、旧館の空室を見つける事は難しかったりしました。
管理会社との媒介関係で、ネット情報などでは常時空室あるように誤解される方もいたかも知れないですが(ポータルサイト特有のタイムラグ:基本的にポータルサイトの情報の正確性は6割あるかないかですから)、実際に依頼があって探してみると『旧館の空室はなかなか無い』ものだったんです。
それが先日実際に調査してみてビックリ、
「先週段階で4室以上の空室」
ちょっと耳を疑いましたが、
しかも現在キャンペーンで礼金0で募集中であるとの事。
暫く唖然としまして(担当者にも話は聞いたのですが”これ”という具体的な理由は無く)、いろいろ考えてみると、去年の秋頃からでしょうか「確かに空室調査の依頼が随分市場とギャップがある」と感じていました。
通常であれば文句無しの本命物件が申込みとならなかったり、依頼がそのまま立ち消えとなったり。推測するに「コストパフォーマンスは重視するが設備的希望もハイレベル」だったのでは無いかと思うのです。
(観妙に需要傾向が変化しているというか)
「もうちょっと賃料高くてもいいのでワングレード上で」的な需要ですね。
ある意味常に長者丸旧館的な世界に循環していた「レトロな趣味性歓迎(=設備的要望はほどほどで)コストパフォーマンスレベル高いのがいいですね」的希望の世帯の経済的状況が想像以上に傷んでいるのでは無いでしょうか。
引っ越しの計画もあるし引っ越す予定だが、不景気のあおりですっかり計画が狂ってしまったような推定です。
(菅政権の問題が実体経済にとって相当深刻なダメージ与えていると)
話は長者丸旧館に戻りますが、
勿論相性がありますから誰にとっても高い評価のお部屋なんてどこも世界にもありません。
長者丸旧館は前述のとおり「レトロな趣味性歓迎(=設備的要望はほどほどで)コストパフォーマンスレベル高いのがいいですね」的希望の世界にピッタリの内容豊かな物件です。
ロケーション等は以前の『新館レポート』ご覧ください。
http://retour.seesaa.net/article/8672055.html
今回のテーマである旧館を紹介しましょう、
一見何の変哲もない2DKに見えますが、いえいえ違うんですよ〜
部屋が広く使える横玄関、「浴室⇒DK、主力の間取りBタイプなら二間間で窓が前後にあり煙突効果の風通し」「江戸間6帖は築浅マンション8帖級」、
南側は緑も多く、気になる人は高速道路のロードノイズ気になるでしょうが絵で見る以上に部屋ではそれほど気にならない。
(ロードノイズに関しては詳しく新館レポートに記載あります)
昭和40年代といえば「ゆとりの広さ」設計だったと思います。
浴室はバランス釜ですが十分な広さがあります。
リフォーム状況は各室解約時のタイミングで違っていて、キッチン床CFの部屋もありますし、板張りの部屋もあったり、トイレのドアの色が違う等各室微妙に違っています。
そこも又長者丸の世界です。
物件概要
JR恵比寿13分(スカイウォーク出口から10分約800m)、南北線白金台12分、品川区上大崎2、築S49年RC造6階建の4階中心に空室アリ、41.98u〜45.95u2DK、エアコン、和室、バス・トイレ別(浴室バランス釜)、洗濯機置場室内(ベランダ置き)、駐輪場、バイク置場アリ、駐車場空アリ(税込31500円)、ペット可(敷金+1賃料+3000円)、事務所可(別途消費税)、
賃料12万3000円〜12万7千円(共益費3000円)礼敷0/2
※礼金0キャンペーン中(通常は礼敷2/2です)
※部屋によってはエアコン残置の場合アリ
※キッチン瞬間湯沸かし器「残置ある部屋」「無し設置可」の部屋アリ
(リフォーム同様各室微妙に内容違います)
部屋で最大の特徴はこちら
どこの絵かと言いますと「キッチン裏の油汚れ防止壁」、
最近の新しいマンションですと人工大理石なんか張ってありますね、
長者丸は”石です”。
そしてこの風通しのいいレトロな風合い
(和室が畳表替え中で撤去状態の絵です)
趣味性が合う人には”かなりお勧めのお部屋”なのです。
もし存在を知らない方がいるようでしたら是非
2010年11月20日
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