最寄駅は勿論湯島なのですが、せっかくなので(秋葉原外郭の)銀座線末広町から歩いてみます。
妻恋坂交差点

交差点手前は秋葉原の商業街ですが、こちらを渡ると静かな高級住宅街となりスーパーもあります。

勿論買い物は御徒町(=アメ横)にいけば何でも買えるワケですが、今回は賑やかルートでは無く湯島的世界重視で末広町からのルートとなっております。
(秋葉原に所要があったのは事実ですが(笑、)
いきなり棒大手の分譲販売広告のような絵になり

間もなく湯島駅に到着

この辺は文化的にも神楽坂と似た歴史的経緯があるため、街の雰囲気も神楽坂の料亭街のそれに似ているのです。
(ズバリ大人の街ですね)
物件は湯島2分なのですぐそこです、

図面見た瞬間「ホテル建築だな」とわかる方にはわかっていただける内容
しっかりしたキッチンもついているので、一般住居としての利用は赤坂レジなどに比較してもかなり優位になります。
(管理会社さんによりますと現役のサービスアパートメント(中期契約ホテル)なんだそうで、他のホテル建築にあるような分譲各室賃貸タイプではなく、運用として限定的にいくつかの部屋が一般賃貸となっている珍しい形式との事。)
物件概要
千代田線湯島2分、銀座線末広町10分、銀座線上野広小路5分、JR御徒町6分、文京区湯島3、築1974、RC造5階地下1階建の5階、25.92u1R、エレベーター、オートロック、防犯カメラ、24時間機械監視、エアコン、CATV,光ファイバー、冷蔵庫、ランドリールーム施設、24時間ゴミ出し可、事務所可、ホテル建築、ダウンライト・カーペット敷きなど内装もホテル仕様、
コンシェルジュ申込により各種サービス選択可(詳細は確認要)、家具レンタルサービスアリ、
賃料8万5千円(管理費5000円)、礼敷1/2、
勿論内装含めてホテル建築は一般に分譲超えるクオリティーですからこのコストパフォーマンスの高さは半端では無く、ランドリールームであるところもむしろ好ポイントです。
(この部屋で洗濯物を干すのは似合わない)
大人の部屋としてズバリ「カッコいい」ですね〜

何分数が非常に限定的であるため、成約となった以降はほとんど募集される事の無いお部屋でしょう(のような部屋は他にありますかと聞かれても困ってしまいます)。
今回レポートは東京における『ホテル建築』を知る的意味合いで考えていただけたらと思います。
適合性の高い方にはかなりハイクオリティーなお部屋です、
このシリーズ同じ3丁目にもう1件あります
湯島天神と一体化したような佇まいは民家が激減した事によって薄れましたがそれでも若干まだ風情が残るこの一角
図面真下の画像中央上部に写るアドホウムズは個性的な外観なれどキッチンが非力のため料理好きには不向き、また眺望は湯島ハイタウンに比べいまひとつ
話題は逸れますがシャトー三田は来年2月より取り壊しにかかり、今風の軽薄な建物へと変貌します、この点は麻布タワーズ跡地に完成している物件も同様です。
三田はシャトー管理の方にロビーを案内して頂いた事もありました、1992年の話です、当時のデラックスマンションのキャッチコピーであった“ホテルのような設備と快適さ”まさにそのものでした。
正にそんな感じですよね。
独特の空間がある(神社仏閣近隣特有の)”場所”だと私も思います。
そういえば麻布タワーズのその後、私見ていないのですよ。
なるほどそう〜なんですか、
(お話伺っておして知るべしですな)
高層マンションも本来の設計意匠考えれば1階〜○階はホテルで、その更に上階がマンションとなるような設計だったように思うのですよね。それが何時からか昨今のタワーになって(その時代の意匠を模倣してコンシェルジュは配置されている)、『ハードな建築時代』というものがあるのかどうかわかりませんが、物量投入含めて(総質量的に)”オリジナル”で堅物的世界は経済における失われた90年代に同時に喪失してしまったようですね。
これの再建(それこそ建築用語であるのが皮肉ですが)は又大変な時間を擁するのでしょうね。
(一時流行した”レトロ”は懐古趣味って意味ではなかったように思いますものね。)
まさに天王洲(東品川)の第一ホテル東京シーフォートがズバリ該当しますね!
雰囲気の好い絨毯敷きにセントラル
話題逸れますが、時勢でフローリングにされ陳腐化してしまったデラックスマンションも多いです