ここは、某芸術家「クマさん」(某と言えないか、、)のアトリエ兼住居だったところです。
この物件が“売買”に出ています、あまりにレアな物件ですから、売買と賃貸ってカテゴリーも交えてレポートします。
売買の資産価値は、金融資産としての評価、固定資産税としての評価、財産としての評価、それぞれ違ってきます。この物件はその違いがあまりにも大きいのでちょっと説明します。
某芸術家の工房で、芸術作品までついてくるこの物件、内装を含めて「私にとっては無限の価値がある」という人が間違いなくなるはずです、しかしこの物件を後に転売したとすると?あるいはこの物件を担保に金融機関から融資を受けるとすると?ものの価値というのは、その価値のわかる人が自分で持ってこそ最大になるってわかっていただけますか?
ある意味賃貸が「資産にもならないのでもったいない」という論議と似ています。その物件に自分が暮らしていることの価値は「あなた自身が決める」ものなんです。
この物件は借地権ですから、いろんな意味で『資産価値』なるものは大きくないかもしれませんが、それでもお勧めです、物件の価値を決めるのはそこに暮らす人の価値意識によって決まるからなんです。
「ひとがいいというからこの物件はいい物件」そんなワケないんですから。
さて、驚愕のこの物件がいかなるものかって、まー間取りを見てやって下さい(ちょっと見にくいので解説します)
一回玄関前には駐車スペース、1,2階は吹き抜けの芸術作品製作スペース(クレーン付き)、2階に応接、3階が82.2uの1R居室という設計です。屋上部分には芸術作品アリ、1階の作品とともに付いてきます、
銀座線浅草駅8分、都営浅草本所吾妻橋6分、墨田区東駒形2、旧法賃借権(賃借料54000円)「旧法借地権H30年まで更新可」、敷地面積公簿132.23u、鉄骨造3階建て、築H2.5、1階78u、2階39.29u、3階82.2u(合計公簿199.49u)建ペイ率80%容積率300%、都市計画(市街化)、土地区画整理事業(無)、接道公道(東6M)、価格税込3980万
さてこのどえらい物件、実は今日現地取材に行ってきたのですが、こりゃ凄いですよ、ほんと。価格的には郊外の何の特徴も無い3LDKマンションと同じ価格なんですよ。実際マンションの『本当の意味の不動産価値』は敷地を入居者戸数で割った底地の面積です(タワー型の高層マンションだと、実質的価値ははがき一枚の土地だけです)、この物件は『旧法賃借権(賃借料54000円)』ですが、どっちが得なのかよく考えてみてください。
賃貸だったら?賃料30万として、13年たったら賃料が54000円になるんですよ「ひゃー安い賃貸物件ですねー」
現地取材レポートお楽しみに、ほんとに凄いですから。
2005年04月27日
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