時折やっているレポートなんですが、春のシーズン前ということもありましてご存じない方いらっしゃるかもなので取材行ってきました。
地方の方にはイメージ的に馴染みが無いかも知れませんが（総務省的には地方の方が非木造化進んでいたりするんです）、東京においては古築木造から高級木造までまだまだ低層アパートは賃貸の主力ですし、最近作の高級木造アパートは余裕でマンションの水準超えてきますので部屋探しの時に「マンション限定」としちゃうのは得策では無いのです。
代表的なポイントとしては２×４木造ともなれば、断熱性がまずマンションより優れてますし遮音性も鉄骨造マンションクラスと考えていいです（遮音性に関してはRC造でも万全って事もありませんし）。居住性の点からも木造＝水回りの設計自由度が高いので、日本人には文化的に馴染みのいいバス・トイレ別の設計も容易となります。
確かにマンションに比べると母数は少ないのですが、当たりを引くとクオリティーはマンション以上です。
吉祥寺南口からスタートです
ルート的にはここから末広商店街に入りまして
緩い末広商店街をしばし進みます
3分ほど進んで井之頭通りへ
実は物件は駅徒歩5分なので、ここでほとんど到着しているような状態だったりします。
遠回りってほどでは無いのですが、ほんの少しだけ迂回して近隣の買い物環境も紹介しておきましょう。
物件から1分という位置にJAのスーパーもあり便利です。
というわけでもうお部屋へ到着、
表示は１LDKですが、内容的には『１K・LD』であり大型２Kと見ても間違いでは無いかもです。
木造の47㎡ですからこれがマンションであれば余裕で（壁芯計測）50㎡超えてくる計算になります。
流石にシングル向け的には広すぎる内容ですが、大画面モニターなど所有のアダルトな方ならシングルでもアリかなと思ったりします。設備は分譲クラスであり、構造も特徴的です。木造アパートですが珍しい内廊下内階段構造となっており（この造りは高級木造でも滅多にありません）、リゾート開発などにあるテラスハウスっぽい設計と言えるかもですね。
（こういった小規模内廊下構造は防犯性も高かったりします）
【物件概要】
JR中央線・井の頭線吉祥寺5分、蔵野市吉祥寺南町1、築2004年10月、木造2階建の1階、47.2㎡１LDK（１K・LD的内容：洋室7.3帖）、内階段内廊下構造、二面採光、南向き、
エアコン、フローリング、バス・トイレ別、追い焚き機能、浴室乾燥機、室内洗濯機置場、2口ガスコンロ、独立洗面、床下収納、地デジ・CATV・BS、駐車場有（月2万8350円）
連帯保証人不要（制度入会要）、鍵交換代2万2050円、
賃料14万8000円、礼敷1/1
実質50㎡の分譲クラスの高級設計で吉祥寺5分ですから、賃貸条件的にもリーズナブルであると思います。
環境的にも井之頭公園駅寄りで、井之頭通りの南側戸建て区画となりますので閑静な住宅街ですし前述のとおりで通勤ルートも緩い末広商店街となりますから、週末吉祥寺の喧噪からもオフな位置になります。若い人には東急裏の西側（三鷹方向）のが人気かも知れませんが不動産評価的にはこちらのが上でしょう。
冒頭説明の高級木造建築とマンションの断熱性能の差の話ですが、一部の専業メーカー宣伝文句には「光熱費が3割安くなる」なんて話もあるぐらいなので（高級木造建築の場合ですよ）、戸建てテイストでゆったり暮らすとなれば断然木造アパートの方が居住性上だったりするのです。
外観も近隣の注文戸建てと区別がつかない水準となっており、
地元民的にわかりやすい位置関係の説明としては「東進ハイスクールの少し先」と言えばだれでも想像つくかなと思います。
通勤ルートは駅のところとしては二方向ありまして、
ここから
こう行くと
東口駅ビル。
井の頭線の利用が無く、JRオンリーならこちらのが距離的にも近いかも。
のようにですね、
お部屋探しの時にうっかり「マンションオンリー」にしてしまうと高級木造アパートを見落としてしまう事もありますので、ご注意くださいというレポートでした。
