ですから、徒歩10分以上でもOKなので賃料の安い部屋を求める場合には少々郊外の駅に出ないと見つかりません。井の頭線で言えば「浜田山あたりから西」JRで言えば「阿佐ヶ谷あたりから西」といったところでしょうか。
つまり、駅から少々歩いてもを設定する場合には→都心へ向かう乗車時間も長くなる駅=トータルの通勤時間は長くても可orその地域をホームタウンとして都心は意識しなくても可な方向きと考えるべきところでしょう。
(今回の物件も武蔵野ローカルをホームタウンとする方に適合性が高いです。)
ちなみに東急圏は縦横無尽に路線が走っていますから神奈川県側ぐらいまで行かないと「駅徒歩10分以上なので賃料が安い」という立地条件を探すのが難しかったりします(大井町線や世田谷線のどこかしかの駅が10分以内だったりするため)。
さて、このブログでも時々ハイCPなエリアとして何度か登場している街があります。
「三鷹駅の北側武蔵野市側」町目的には武蔵野市西久保です。
今回もハイCPな立地条件の区画として知られる武蔵野市西久保からユニークな間取りのお部屋を紹介しましょう。。
■いつもの三鷹駅からスタートです

何を考えてライトアップしているのかちょ〜っとわからないのですが、三鷹駅的には正面が南口だと言う事もあり若干場違いな感じもするのであります。
そんな事はともかく駅前通りを北へ


三鷹駅北の武蔵野市は大雑把に言えば東側が商業区画で西側が住居区画という色分けがありますから、駅前通りも夕方となりますと東側は駅に向かう人、西側は家へ帰る人という傾向があるようです。
毎度紹介しております井の頭通り交差点

(実は後段出てくるんですが地元民ルート的には私間違っていたようで、ここのポイントを覚えておいてください)
以前も紹介のとおりで区画が変わると街の印象は西武線の商店街的な雰囲気となります


個人的には、三鷹駅の南(三鷹市側)メインの商店街よりこの西久保の商店街の方が馴染みがいい感じしているですよね。
ここから西側の住宅街へ進みむのですが、
裏通りっぽいところにもお店あるんですよね。

東京ではよくある事ですが、どうやら旧街道というか昔の商店街は区画整理された現在と違う分布があるようで、
今回紹介のお部屋のすぐ近くもこのような感じでありまして

(ちょっと遠回りした北側なんですが)
ここから五日市街道まで出ると少し前に紹介した
『武蔵野のビンテージマンション・ファミリータイプです』記事の
http://retour.seesaa.net/article/408317745.html
武蔵野市公共施設区画となりまして、サミットストアなんかもあるんですよ。
三鷹市は市役所のある近辺って「幹線道路の印象しか無い」のですが、それに反して北側駅徒歩15分以上先の武蔵野市は「この辺からいいところだから」みたいだけでなく商業施設もあるってところが特徴かも知れません。
話は戻りまして、お部屋は駅前取りから住宅街へ5分ほどで到着です。
(今回のお部屋は若干特殊な構造のためプライバシーに配慮し詳細なルートは一部省略しております。)
タイトルにもなっている最長級の動線を誇るユニークな間取りはこちら

「長い」
しかも玄関は一階にあり、専用階段でとなってますので動線はそれ以上に長いのです。
平米数は39となっていますが内階段込みですから実質は30平米越え1Kと考えるところでしょう。
これだけ居室まで長いと、居室のプライバシーレベルはかなり高くなります。入り組んだ立地のため居室窓からの見晴らしの期待は若干弱いのですが(本来は方位を気にせず北向きで設計していたらとプロ的には思うのですが、、)これだけの内容の高級木造アパートはそうそうありません。
【物件概要】
JR三鷹徒歩14分、武蔵野市西久保3、築2010年、木造2階建の2階、39u1K、
カメラ付きインターフォン、フローリング、B・T別、浴室乾燥機、室内洗濯機置場、BS・Bフレッツ、自転置場、鍵交換代:2万2600円、
賃料8万1千円(管理費3000円)、礼敷0/1、
30代シングル向けと期待される30平米越えのこのお部屋がなんと8万台。
これはお得です。

(物件外観も前述同様プライバシーへの配慮から一部画像となっております)
地元的な徒歩ルートを帰り道で確認したのですが、
冒頭紹介の「昔の街道なのでしょうか」な道が西久保独立商店街に連結しておりまして。
※この独立商店街は以下記事を参照ください
『三鷹の古築リーズナブルな1LDK』
http://retour.seesaa.net/article/404183032.html
こうなって、

こうなんですね

そしてちょっと東に出るとここ

スタート時の説明に登場する「井の頭通りとの交差点」です。
思うに地元の方ならこっちが徒歩ルートなのかなと思います。確かに駅まで歩けば実徒歩で15分超えるぐらいかなと思いますが、この街に慣れてくると「普通歩くよね」って距離なのだろうと思いましす。
駅前通りに合流する形で三鷹駅です

<編集後記>
※実際には空室調査依頼のほとんどが徒歩10分以内ですから「10分以上の感覚が掴めない」というご意見あるかもですが(私自身徒歩15分ほどのところにかれこれ20年以上暮らしています)、慣れですよ慣れ(笑
10分と15分の違いは”5分”です。
結局「日常どのぐらい歩く人か」的な話でして、更に今回レポートのように「主に商店街を歩く」など”歩いた感”や”ルートを歩く時の快適性”などが重要なのです(散歩コース選ぶときなど最重要項目ですよね)。
流石に歩行者も少ない幹線道路・街道沿いを延々と15分歩くのは誰にとってもキツイですし、そのルートを10年以上通勤で使うと考えればメンタル的なダメージも考えちゃいます。
徒歩10分以上の郊外駅の物件の場合には、グーグルマップなどで通勤ルートを出して現実的な徒歩コースか事前にザックリ確認するぐらいはやった上で比較検討するべきです。
(ちなみに駅徒歩10分以上苦手な方は徒歩だけでなく希望駅も都心寄りのがお勧めです。)
■さて今回のお部屋です
ちょっと比較対象も無いユニークさも相まって大変ハイCPです。広めの部屋希望だが広すぎて光熱費が大変な事になるのが心配な方にも好適。違いの分かる東京ベテランシングルの方にお勧めですね。
加えて武蔵野市は三鷹駅近くに大規模な駐輪場もありますので(空き状況は別途確認必要ですが)、自転車お持ちの方なら全く問題無い距離かと思います。
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