高円寺と言えば十年ぐらい前までは”完全な男街”であり、女性に人気は隣り駅の阿佐ヶ谷と相場が決まっていましたが、個性化時代となった現代においては男女の差異無く”個性派に人気の街”となりました。現在中央線サブカル系としては最強と言えるでしょう。
歴史の変遷の中吉祥寺は年々サブカル系代表の座を下りていった形になっています。
高円寺が過去”完全な男街”であったのは（この点は現在の吉祥寺も共通ですが）風俗街があるからです。所謂アーケード商店街から離れることなく（或いはその中に）風俗街は街に馴染む形で存在し、裏通りも盛んな街な昭和的な側面があります。
と言っても吉祥寺もそうであるように、だいたい街の商工組合的な世界で風俗街は特定地域・条件に制限されますから普通に生活する分には「阿佐ヶ谷より面白いお店が多い街」であり、東京東側の某区にあるような”喧嘩沙汰もあるよな飲み屋街”は存在しませんから男街といっても実質はイメージ先行のものですね（昭和的な習俗の退行もあって昔より街の印象も大人しくなった気もします）。
さて、高円寺がサブカル系として知られる背景は「古書店・中古レコード店・商品もオンボロ中古屋さん・圧倒的な古着屋群・若い人の小規模インディー系アパレル店・ライブハウス・パンク系・風俗街・ガード下の怪しげな飲み屋街・凄く安い飲食店・個性的な住人などなど」これらが混在する強度文系のいかにもB型中央線な人を代表するところとなります。
早速駅からスタートです
ぶっちゃけ取材時間が遅れただけなんですが（笑、取材の時間はおおよそ23時でありまして、繁華街ルートを歩いても夜道が怖いとかないですよってレポートとなっております。
物件は高円寺駅の北西側にあり、ルートも商店街を直進です。
ちなみにこの北西商店街の入口には風俗店が集中している場所があります。
北西商店街そのものは、雰囲気的には下北なんかに共通する小規模店舗が並ぶもので、
中央線地元民的には高円寺の繁華街で夜道の治安が心配に感じる事はありません。
むしろ、若い人には夜も明るくて歩きやすい街かな～と思います。
5分ほで北西商店街は行き止まりとなりまして
ここから先は、高円寺というより「杉並区の街」に変化します。
（高円寺は住所は杉並でも駅周辺の繁華街は何気に中野系ですからね。）
唐突に文京地域になりまして、
学校・公園などが広がる区画は周囲の避難指定区画となっているのか「ここだけ特別に拡幅道路整備が行われており」ぶっちゃけ接道インフラの占有的に特別にいいとこ化しております。
振り返ると拡幅道路整備がここだけってわかりますね。
（拡幅整備は行き止まりとなっております。）
この区画までくればほぼ到着。
外観でわかってしまうと思うので、マンションの規模的にも”シリーズ名だけ”記載します。
ビンテージマンションの秀和です。
間取りは秀和ではお馴染みの形式
１LDKとなっていますが、内容的にはコンパクト２DKかなという約36㎡のお部屋です。
（一般的な１LDKは40㎡～）
現代的には引き戸を外してドーンとストゥディオっぽく使う方も多いかなと。
間取り図上で洗濯機置場が確認できなかったのですが、秀和は基本的に室内置きの場合レストルーム内だったと思うので、洗面の対抗面辺りに置場があるのかなと思いますが、内見しないと確認できない部分なのでここは現況優先でお願いします。
それから秀和は管理規約でバルコニーへの洗濯物干しが禁止だった筈です。レストルームをランドリールーム的に使うですとか、バルコニー手前にサンルーム的干し場を勘案するなどの対応となります。
物件的にオリジナルの設備はバランス釜ですがこのお部屋は通常給湯に換装済みです。
（確か幡ヶ谷の秀輪は管理規約でバランス釜から通常給湯への改装NGなんですが、詳細確認してませんがこの秀輪にはその規約は無いようですね。）
【物件概要】
JR中央線高円寺8分、杉並区高円寺北4、築1971年RC造8階建ての3階、約36㎡１LDK、
エアコン、フローリング、モニター付きインターフォン、室内洗濯機置場、B・Tレストルーム形式、追い焚き機能、分譲タイプ、二人入居相談、子供可、学生専用不可、楽器相談（演奏可ではありません）、
火災保険（2万5000円）と別に24時間管理システム契約要（1万9440円）
賃料9万円、礼敷1/1
疑いようの無い「ダントツのウルトラハイCP」。
間取り詳細の説明にあるように、ひとり暮らしビギナーの方にはやれここがこうだったらなどあるかも知れませんが、バラ釜の秀和の改装系としては優等生的内容となっており、秀和の１Lだと40㎡クラスを思い出しますがコンパクトタイプもあるんですね。36㎡だからこそのこの賃貸条件かなと思いますが、30代シングルのひとつの指標である『30平米9万クラス』を遥かに超える内容となっています。
近隣環境は前段説明のとおりで、学校や公園のある抜群の環境となっており、
文教地区特有の平和でのんびりした雰囲気です。
公園はこちらで
（区画が大きいので物件から数分歩く距離ですが）
この公園正面からは阿佐ヶ谷駅方向の近道もあります。
通常買い物は高円寺の駅周りでとなると思いますが、今回のお部屋はとても広いので「週末は自宅中心に、外出も公園などで」な方には公園入口近くにちょっとした買い物できる規模のの100円ショップもあります。
早稲田通りです。
今や高円寺も人気の街ですし、時期も時期なので早々に成約終了と思います。契約される方はラッキーです（不動産は運がかなり結果に作用しますから）。
※流石に今回は「中央線で似たタイプのお部屋を」は滅多に探せないです。似たタイプが唯一荻窪や三鷹に限定的に存在するかなって感じになりますね。
