前回レポート画像多過ぎにより(というか茗荷谷から物件へ、そして護国寺で通常レポート的には終わってるとこなので)後半戦を街紹介『音羽から早稲田・神楽坂』ってな事にして引き続き紹介します。
護国寺駅界隈というのは講談社周辺の意外と小規模なエリアに集中しており、
街の流れ的には江戸川橋に至る幹線道路なんですが、ある意味江戸川橋通りも最近のレポートにおけるキーワードとなっている「都市計画的に行き止まりの幹線道路」に他ならないのです。
今回はそのド文系出版社ロードを辿ってみようと、このような企画となります。
さて、前回紹介の要塞『音羽ハウス』をちら見しつつ
ちょっと歩くと「光文社」
周囲は見事なマンション通りと化しており
前回レポート記載のとおりで、問い合わせの少ない街なのが勿体無いところで(地元の方は余計な事言うなかも知れませんが、、)、護国寺駅から江戸川橋まで歩いても10分もかならないのではないでしょうか(実徒歩は10分かかっているのかもですが歩きやすいので体感が近いです)。
ちらっと横を向くと鳩山邸
この辺が「街的に護国寺なのか江戸川橋なのかの境目」となっており、
(ぶっちゃけ江戸川橋駅は高速道路の交差点なイメージで必ずしも人気の街では無い事もあり←実質早稲田駅の仲間って存在かもですね。)
江戸川橋の街はいったかなってところで人通りもまばらとなります
駅近には演歌の花道「キングレコード」が
ここまでくれば江戸川橋駅はすぐそこです
小規模ですが食料品スーパーもあります
ここが江戸川橋駅なのですが、
駅を神楽坂方向に南下すると速攻「右(西)は早稲田・左(東)は神楽坂」なんですよね(笑
ある意味江戸川橋駅の街はどこからどこまでなのか、とても解釈の難しい駅なのです。
神楽坂で部屋探しして、相場的に有力候補の無い場合地元の方は迷わず江戸川橋徒歩圏で探しているのじゃないかなと思います。
さて、江戸川橋もまた『都市インフラのデザイン』が強力なところです
大迫力ですね
高速との交差点を渡ると、限りなく「街的には神楽坂」となります。
地域には「江戸川橋の商店街というより神楽坂裏の地元商店街」な位置づけの『地蔵通り商店街』が存在し、この辺から商店街エリアとなり、
角を曲がって東に商店街が(神楽坂のメインストリートの裏に併行するように)伸びているのです
パンケーキで休憩の誘惑に抵抗しつつ
少し歩けば右手が「早稲田通り」っちゅうワケです
ここが「交差点を渡ると右手が早稲田で左手が神楽坂」ってな街の構成となる所以です。
早稲田通りへのT字のちょい先が神楽坂商店街の入口となっていて
こちらです
(江戸川橋通りはここで実質行き止まり状態となり)
左手(東側)へ向かえば神楽坂駅があります
ちなみに神楽坂で部屋探す時は同じ神楽坂でもこの矢来口方面のがよろしいかと思います。
そもそも神楽坂上交差点から東は「もう飯田橋」ですし(飯田橋はオフィース街なので凄く相場が高い)、更に南下すると以前レポートした「牛込柳から牛込神楽坂」の街になりますからね。
神楽坂駅矢来口に到着です
新しく駅前にできたセレクトショップを通りから見上げると
今度は「新潮」ですね
振り返るとブックcafeとともに新潮文庫の看板が
過去レポートにあるとおり、矢来口から「牛込柳・牛込神楽坂交差点」方向の旧市ヶ谷軍人街へ南下するとドーンと「新潮社」があり、
そこから飯田橋方向の住宅街を歩けば「出版会館」だったかみたいな施設もあったと記憶しています。
で、出版関係のみなさんは今回紹介の護国寺駅(音羽)から神楽坂、(音羽的意味の)茗荷谷を経過して春日・後楽園ってエリアを”活動域”としているようなので、真面目に将来小説家でもと考えている強度に文系な方は、先日レポートの神保町と違う意味でアリアリな街です。
(神楽坂・飯田橋にはフランス人関係施設もあるため、神楽坂はフランス料理店のメッカであると同時に何気にブランス文化圏だったりするところもいかにも文系かと。)
不動産には、何気にそういう「街が刺激する力」みたいなのもありますから(勿論偶然どこかで関連業界人と友人関係になるのも含む)、そういう角度の部屋探しも面白いと思います。
何気に東西線繋がりで高田の馬場に出ると成人向き書籍の出版社なんかがあったりするのも街の流れ的に正しいかなと思ったりもしますよね。
サブカルな男子は馬場へ、上品なお嬢さんは音羽に、ガチ文系は神楽坂から江戸川橋へ、硬派な男子は”牛込系”旧軍人街で、ビブリオマニアや編集者の方は神保町から小川町界隈で(酒飲みは神田から小川町で)、そういうのアリだと思います。
2016年04月03日
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