今回は駅近なのでショートショートです
賃貸の世界にも何気に”定番”って概念がありました
デフレ時代を経て状況は随分変わってきましたが(現在はかなり賃料下がったゾーンもありますね)、ザックリ以下のように理解していました。
「築浅MS、B・T別25平米1DK定番の8万5千円」
「ファミリータイプ2DKの標準40u(或は1LDK)12万円」
「3点ユニットMSで1Rの標準17u〜は7万台(都心近郊から郊外は6万台〜)」
「分譲購入にもう戻れない高級賃貸は16万8000円〜」
「4万以下のお風呂無しの部屋探しは仲介的に簡単では無い(地元管理会社飛び込みが強い場合もある)」「審査の厳しい部屋=賃料割安」などなど、
そんな中に「30代シングル、いつかは30平米越え9万台」というものがあります。
勿論私が分類上脳内命名したものですが(笑
業界は公取委との間で自主規制的基準を設けており、コンパクトな1LDKも表示上は1DKの記載になるのです(LDK表示は業界規制で10帖以上とされているため)。
東京暮らしでシングル用途40平米超えるのは流石に広すぎると考えまして、余裕の広さは最大30平米ランクが(光熱費的にも)合理的な線かなとアバウトに考えたものですが、
●この「都内で30平米越え9万台」というゾーンは母数がとても少ないのです。
理由は「25平米B・T別8万5千円」系の需要が強かったこともあり(シングル用は高級でもここまでみたいな)、建築物の母数そのものが限られているからです。
(木造APですと30平米前後のものまで案外探しやすいのですが、これは昭和に廉価なファミリー用として設計された部屋の改装系であり、こちらもお勧めです。)
大家さん側もほとんど1LDKやストゥディオ系の間取りとなるので、経験的に10万〜と考えてしまうパターンも多く、割安感のある30平米越えのお部屋はなかなか少ないという側面もあります。
■今回紹介のお部屋は内容的にもパッと見も『堅い選択』系なので強い個性はありませんが、コンセプトそのものが個性的という分類となります。
丸ノ内線東高円寺駅からスタートです
レポート自体は駅近につき淡泊なので長めにテキスト書いてみました。
実は資料的には駅徒歩8分なので「駅近ほどでは?」と思われるかと思いますが、
なんせ東高円寺の駅南側はほぼ1区画全部が蚕糸の森公園となっており、
徒歩感覚として、公園につけば「もう駅だな」という感覚ありますから資料表記8分ですが、歩いた感は5分ちょいぐらいのイメージなのです(実徒歩は10分ぐらい見ておいたいいと思いますが)。
そんなワケで公園を通るルートとしました
慣れてくると、公園のありがたみも消えて近道優先になっちゃうものですけどね(笑
それでも(新宿御苑前から新宿駅方向などもそうですが)公園沿いのルートがあるのは環境的に大きいと思います。
たぶんここまでくるのに実徒歩5分
(気分的には歩いた感ほぼ無し)
公園を抜け
斜めっている近道を進みます
この辺は環七を挟んで神社仏閣も多いところで、
以前紹介したことありますが、駅から少し離れた独立商店街なども旧参道かなと思います。
こちらも過去紹介したビンテージなどを織り込みつつ
環七へ
(最初から環七沿いを歩くルートもありますが、遠回りですし歩きたい人も少ないと思います)
流石に交通量多いですね
そして、到着しました
ユニバーサルという意味で理想的とも言える間取りがこちら
隣室(というか角部屋なのでしょうか)との接続がどうなっているのかわからないのですが、この部屋に関しては非常に有利な縦横構成になっています。居室がワイドで縦長部分で1Kとバスルームを構成、RCのB・T別としてはかなり効率のいいレイアウトで、床面積の広さを居室に反映できているのが特徴でしょう。
時々、幹線道路沿いはNGという希望条件ありますが、中高層建築ジャンルとなるマンションはある程度の幅員のある主要道沿いにしか建築できませんから、(鉄骨造はともかく)RC造マストな場合は「主要道沿いを探してください」とほぼ同義なので(その代りRC造は遮音性も高いと)、ご注意ください。
(何にご注意くださいって、幹線道路NG度が高い=アパート系建築を求めているって事です。)
【物件概要】
丸ノ内線東高円寺8分、築1998年、RC造8階建ての5階、31.08u1K、
オートロック、フローリング、エアコン、B・T別、独立洗面、室内洗濯機置場、2口ガスコンロ、駐輪場、バイク置場、
NTTフレッツ、CATV、宅配BOXm
保証会社契約要(ジャックス賃料総額月1.1%タイプ)
賃料8万7000円(管理7000)、礼敷1/1
ジャンル的には投資向け分譲マンションなのかなと思います。
外観も堅い内容です
住宅街を少し迂回して蚕糸の森公園をぐるっと回る感じで戻ってみます
この辺は文教地区でもあるので、
住宅街は実に静かで、
蚕糸の森公園の存在が青梅街道の騒音を吸収しているっぽいですね
何気に適当に歩いていても、だいたい勘で蚕糸の森公園に出られます
後は公園沿いを歩けば駅です
東高円寺の駅回りは過去レポートでも紹介しているのでアレですが、
日常の買い物で不自由することはありません
文化圏的には「荻窪を中心として東西両翼に延びる青梅街道住宅街文明圏」であり、
(実は次回も同文明圏で西荻側の予定です)
ファミリーの方には、バス便でも荻窪徒歩圏のがベターに思いますが、シングルの方には「東高円寺〜南阿佐ヶ谷」のが暮らしいいでしょうね。
地元小規模商店街は駅北側なので
(東高円寺駅は小規模で都内側からの帰り道は駅南側改札になるとこもありますが)
商店街はありますが「週末の買い物は新高円寺や荻窪で」パターンもあるでしょう。この小規模商店街は駅南側居住の方にはそれほど利用頻度高くないかも?知れません。
物件は環七沿いですが、総合的な環境は蚕糸の森公園もあり得難いものがあると思います。
(これがまた公園規模も大きすぎず小さすぎず)
冒頭テキスト記載そのままに「30代シングルの方」にお勧めです。
2017年05月21日
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