今回はどうでしょう『住まいの心理学』ブログ調の話となります。
(※念のため再告知ですが、現在retourでは新型コロナ感染症に対する自主規制として「新規問い合わせの停止」を含む自主規制を行っています。将来的な部屋探しの相談や依頼は受け付けていますが、月内契約を前提としる問い合わせはお断りしている状態です。少なからず他業者さんにも類似する対応予測されます。引っ越しを検討されている方は、ある程度目途がたちそうな夏以降がお勧めです。)
■私、個人的には滅多なことでは引っ越ししない派です、
大学卒業後もオン〇ロ下宿調APから引っ越すつもりは無く、大家さんが利用するからとの話で泣く泣く引っ越したぐらいで、
はっきり言って「引っ越しとかめんどくさいww」
後の(今度は店舗の元バックヤード的な)オン〇ロAPからの引っ越しも、大家さんが取り壊すからとの話で泣く泣く引っ越しとなったのです。
今後は(何度も改装可賃貸などほとんど無いと説明してきているのですが)「現状貸しで、実は即入居とも言い難いのです」の了解の元、自分ひとりで改装やりまして(キッチンから玄関フロアまで多岐に渡り)、思い出してもめんどくさがりの自分にどうしてこれほど超人的な仕事量がこなせたのか謎なんですが(この時に3年分ぐらいのモチベーションを全て吐き出してしまったかも)、
「なんとか成功した」(おかげで1年ほどひざの傷みに苦しみました)、
そして現在に至るなのですが、
retour関連に至っては、会社の事務所も、私の個人事務所的(これもオン〇ロ)AP、そのいずれも貰い火事で退去するに至っているですとか(実際retourはこのもらい火事で大幅に業務縮小)、
不動産業者だからなのか知りませんが大概の事案に経験あります。
(そういえば件の個人事務所オン〇ロAPは窓ガラス破り空き巣の被害にもあってます←あまりにも金目のものが【無い】ため、泥棒も窓破っただけで帰ったというww)
●考えてみてもくださいよ
「昭和のマイホーム志向」(確かこれで宮沢内閣が傾ぐぐらいの話でしたよね)
持ち家のナントカって話の背景には「引っ越しとかめんどくさいから」って誰しもあると思うんですよ。
”ぶっちゃけそんな滅多に引っ越しするものじゃない”
<<<さてそこで、例外はこうだとか、賃貸の場合の誤解があるよって話をしましょうか>>>
・現代特有の「隣室の音問題」
こればかりはどうにもなりません。正直なところ私の本業の心理学メンタル関係の話に及ぶため、実際の音量が何dbなのかという話では無いためです。
積極的に対応する管理会社もありますが(この場合クレーマーの解約を進めてくれる対応)、ある意味その部屋の入居時審査と契約書説明において微妙だった事になるじゃないですか。
つまり原理原則に戻って考えると
「入居審査に厳しい(契約時の説明も詳しい)部屋はリスク低い」ことを暗示している。
(大手過ぎて管理が官僚主義的なところも音問題への対処が機動的とは言い難い)
(※あ、ちなみにですが、私入居者として音問題クレーマー対処の経験もあります。まだ寒いころの深夜2時に1時間もクレーマー相手に玄関先で説諭とかね、、)
【あくまでひとつの”目安”】ですが、
そのリスクを下げるのであれば、
内見方法が”立ち会い”で人物確認にくる会社、地元で免許更新番号の大きい老舗管理会社、礼敷条件が極端に安く”ない”物件、賃料についていも合理的根拠無く安いとかでは”ない”物件、
仲介業者さんに頼んで「取引態様」を確認すること
(貸主>貸主代理>専属選任>一般媒介←必ずしも絶対では無いが目安になります)
ということで、このケース
ちょっとこれ以上は無理って時には”引っ越し”しかありませんね。
・縁起担ぎと”切り替え”
ドラマのシナリオ定番「失恋したので髪を切った」
過去契約者の方に、会社も芳しくなく相方とも別れたので「学生時自体みたいな部屋に引っ越そうと思って」という方がいました(所得から考えたらあり得ない安い部屋に契約)、
不動産は縁起物です(地鎮祭するぐらいですから)
何かを切り替える時(若者の独立→地方から都会へ引っ越しというパターンも定番ですよね)、
確かに「引っ越しは最強手段」だと言えるでしょう。
不動産オカルトに「寿部屋、出世部屋」なんてのもあります。
何故か同業者が続く「仕事部屋」ってのもあります(右肩上がりの街とかもありますね)。
業界で言えば、出版ならここ、法曹界ならこことか「その街に暮らすことでコネもできる」なんて場面もありますから、起業者の方や独立事業主の方には●引っ越しは大事な戦術です。
(住所で見積もりが変わるとかもあります)
※そしてお子様いらっしゃる世帯なら「どこそこならナントカ小学校の学区」大事ですよね(最近は越境もできるのでしょうか?)、いろんな街歩いてますと「うわっこの小学校行ってたら人生違うんだろうな」なんて思う景色が存在するのも事実です。
・退去時原状回復の”トンデモ誤解”(早期解約の方が請求額は大きくなる)
もう二十年前ぐらいでしょうか、不動産退去を巡る紛争が頻発し(この件には売名目的のライターさん事案も多数あったと思われ)国交省が賃貸契約のガイドラインを定めるに至ったのですが、
この退去時紛争の大半が「早期解約事例」だったのです。
●早期解約=設備の減価償却率が低い(資産評価が高い)→修繕すべき傷があった時の請求額が最大化する
●長期契約(6年以上)=設備がほとんど減価償却しており(資産価値0円)→修繕すべき傷みがあっても太っ腹な大家さんなら(もうフルリフォームだからと)「原状回復費用無し」
そしてね、前述のとおりで「その解約が売名記事のため」だったりさ、
これがあるんです。
或いはトラブル起こした実際の契約者の方も”頻繁に引っ越しする早期解約者”である場合も多かっただろうことが類推されます(大家さんから見れば早期解約者の時点で迷惑行為なので→別の意味で紛争は最初から始まっていたともいえる)、
国交省のガイドラインが徹底された現在「1年未満の早期解約時には違約金を請求します」付帯付の契約が多くなってます、
↑
このケースからわかることは?「賃貸住居はまず6年ぐらい暮らすことを前提に考えるべし」
(「ちょっとこういうところで暮らしてみたい」のような軽い動機で引っ越ししちゃいかんのです)
”滅多に引っ越しするものでは無い”というお話です。
●鍵交換でも揉める人がいるので、
(私、意図的に鍵交換で揉めて訴訟までして売名記事書いたライターさんの事件知ってます)
堅い会社は、鍵に関しては「交換意思を確認してから」って管理会社さんも増えてますね。
これがまた、訴訟案件となると「三〇とか大手が狙われる」んですよ、
(大手さんは契約の形式詰める部分で、法務部登場みたいなことなってる筈)