どうなんでしょう、
あくまで私見ですが、不動産と言う社会資本を考える場合、
「事業用需要が減って住宅用床面積が拡大する方が人の暮らし優先としてよくないですか?」
(※ということで今回井の頭をサンプルに木造AP市場調査してみました)
前回規格では「テレワーク自宅SOHO拡大するなら本社事務所機能を最小限もアリか」
こんな感じの記事を書きましたが、
【だとすると】ですよ、
不動産全体の需要地図が変化することになります
『住まいの心理学』過去記事で書いた話なんですが、1年ほど前でしょうか、
郊外の木造AP空室率がとんでもない事になっているという話(15%前後だったかしら)
自宅SOHOテレワークの件で、一足飛びに「地方に住居を構えても」という論もありますが、それはよほど条件の整った環境や特定職種になるでしょう、
他に、街によせる思いとかもあります、
(私も、東京各地歩いてますがそりゃ中央線に乗り換えたところで「帰ってきた感」ありますから)
現実的選択は東京近郊から郊外が需要を伸ばす可能性が高い、
通勤利便性も、月に数回の計算でいいことになりますから「駅近合理性も後退」します。
個人的意見ですが、日本の暮らしには木造がベターであると思っておりまして、
(RC造などにおける屋外物干しには建造物の保守などから懐疑的ですが、木造APであれば旧来の日本式の暮らしそのままに屋外物干し全く問題ありません。)
問い合わせに「木造APマスト」が無いのが何故なんだろうと不思議だったりもするのですが、
こういう機会にその良さが広まる事を期待したいものです。
冒頭記載の井の頭線市場調査においても
●「割安感ありますね」
2K〜2DKが8万台だったりするのです。
マンションにおける(なかなか母数が存在しないネタとなっている)
「30代中堅30平米越え9万台」というカテゴリより安いじゃないですか(笑
木造APマストにして「〜9万」で検索すれば相当面白い部屋が発見できるだろうと、断言してもいいのではなかろうかと思います。
確かに現代的な意味では「遮音性能」など木造APが明らかにRC造に比べ劣っているところもありますが(性能重視で鉄骨造MS同等の2×4築浅となると流石のAPでも相場が上昇してしまう)、2Kや2DKとなれば「どちらかの部屋は静か」だろうと期待もできます。
遮音性が心配なら和室のアパートにすることでリスク減らせますし(デザインも和室のがよい場合が多いです)、フローリングの部屋より賃料も安かったりします。
■あくまでも推測ですが、
報道によれば自宅SOHOにより生産性がむしろ上がった業種の話が散見されています。
私は、この機に働き方改革の一環として、可能な法人や業種の自宅SOHOテレワーク推奨は”固定化する”と思っています。
ええ、緊急事態解除後もです。
(そもそも小池知事の公約には通勤ラッシュの解消があったんですから→その後どうなったって話、今こうなってるじゃないですか?→そりゃ継続してくださいとなりますよね。)
発想の転換で、
「馴染みの沿線郊外、木造APマストで〜9万まで」←このアプローチはアリでしょう
↑
いやあ、それはいいけど賃料少し高く無いですか?
勿論、この想定には(自宅SOHOが拡大すれば)会社から家賃補助の制度が見込める部分も加味した判断です(過去レポート記載のとおりで事業所自体を縮小しつつ自宅SOHO拡大作戦もあり得るワケで)。
小規模事業者であれば、緊急事態解除後にそんなテーマで会議があるかも知れません、
事前にどんなもんか調べておいて損は無いと思います。
(※井の頭線についての資料は公開可能なものはサイドバーの間取り図ツアーで1ヵ月前後公開されてますので、興味のある方はそちらを参照ください。)
また、緊急事態が延長された場合retourの営業自粛も延長となります。
●それからこれは番外ですが
「学校の9月入学の件」皆さん全力で応援しましょう、
仮にこれが実現すれば不動産賃貸市場の宿命『春のシーズン』地獄が終焉します。