なかなか東京の不動産相場動向が読めない中ですので、
基礎中の基礎で平米単価的に「これぐらいの部屋の基準賃料は?」をテーマに風呂無しアパートから積み上げ式に考えてみようという企画です。
※今回の主眼ではありませんが、立地は都心近郊の代表格「荻窪」
四面道交差点近くの日大通りの北あたりの低層指定住宅街となります。
設備等も基礎的なものに限られる風呂無しアパート
間取りを見ると(資料は約18平米ですが)実測15平米前後かなと思います。
(間取り図と現況が違えばアレなんですが、通常風呂無しAPで和室6帖の場合16平米超えると1dKとなる筈ですが、資料的にも1Kですから)
■参考ですが間取りはこちら
収納がちょっとユニークですが、所謂和室6帖1Kです
【物件概要】
JR中央線荻窪7分、杉並区清水1、築1980年、木造2階建ての2階、約18u1K、
ガスコンロ設置可、洋式トイレ、(エアコン無し)
賃料3万8千円、礼敷1/1
(再建築不可などのレア物を探せばより廉価なお風呂無しが無いでは無いですが、上記は標準的条件として一般的な設定と考えて間違いありません)
上記からわかることは、
●東京都心近郊では「6帖居室・キッチン・トイレで約4万円」
3点ユニットのお風呂付のボトムラインは5.5万前後〜(RCなら約6万〜)
DKなどキッチン広めとなると6万〜(RCなら6.5万〜)
BT別のDKとなると7万〜(RCなら8万〜)
↑
つまり差額で考えると?
「3点コンパクトの水回りは+1.5万〜2万」
「3点DKは《二口コンロの確率大》+2万〜2.5万」
「BT別DKは+3万〜4万」
※その辺の平置き駐車場はお幾ら万円?で考えるのもわかりやすいでしょう
それぞれの装備をバージョンアップすると、レンタル代が月額どれくらい増えるのかの目安になります。
↑
そこで「風呂無し派」によくある”有力意見”
24時間利用可のアスレチックジム会員料金が7000円前後であり、
(ほぼ毎日利用した場合、月に利用料金が1万超える銭湯より安い)
賃貸住居設備で「+1.5万〜2万」なのだとしたら、ダントツに割安な上に”風呂掃除の必要無し・ジムの利用で腹筋が6パックにもなる”って話です(笑
「お幾ら万円の住居を探すか」って時には、
総額では無くて、上記のようにそれぞれのグレードに金額をはめ込んで比較すると合理的に思考が進むこともありますよってお話でした。
<えー個人的には『住まいの心理学』ブログ記載のとおりマスコミの報道には懐疑的なのですが>
●例の感染症で、都知事がどう判断してくるのかわからないため
とりあえず、今週は業務を自主規制でサスペンドしております。
(内見などでも、契約してから後に近所でいらぬ風評になってもいけませんから。)
繰り返しになりますが、
個人的意見としては「今回の感染症は大きな脅威では無い」と考えています。
詳細確認されたい場合は、エビデンスをつけて論評もしておりますので
興味ある方は以下他『住まいの心理学』関連記事を閲覧ください。
http://kagewari-retour.seesaa.net/article/476604265.html