2023年12月25日

恒例の年末年始の業界事情、ほか

12月と言えば、大家さん界隈の伝説的風評で「夜逃げ除け」として、募集も控えようかって話があるぐらいで(話が進んでも管理会社の年末年始などで契約が越年する可能性もある→そういうことがあると後からキャンセルなんて経験も出てきます)、管理会社的にも募集は積極的ではありません。
有力な空室ほど募集が越年する可能性があり、retourもあまり12月の部屋探しは推奨していないのです。

そして年末年始となれば、
国交省のDATAベースREINSが(今年は27日〜4日まで)ダウンしますので、仲介会社が何かやろうと思っても何もできないのであり(ブログサイドバーの公開資料の更新もストップします)、更に顧客がレジャーや年末年始で帰省するタイミングで営業しても意味が無いため不動産会社は割と大胆に休業します。管理会社や大家さんサイドになれば内装リフォームが進められない。
【今年の赤日の配置だと、ざっと1月10日まではほぼ休業と考えていいです】
週単位で言えば、14日の週からでしょう。

加えて(見かけ上の需要過剰状態により相対的に賃料が上昇してしまう)『春相場』(3月)は避けるべきとなりますので、「年明けから春の引っ越しは少し前倒しで2月まで」と考えるのがセオリーになります。
4月に春の退出部屋が募集状態で出揃うかってそれも難しく(情報自体はあっても内装業者さん繁忙につき内見開始に至らないなど)、退去した部屋の募集が揃うのはだいたい5月が目処となるでしょう。
※要約すると3月4月の部屋探しは得策では無い(2月の部屋探しには余裕が無い)
「春の部屋探しは実質5月から」と考えるのがベター
しかし、東京の『春相場』はつまり”シングルで顕著”なのですから、2DK以上のファミリータイプは言うほど関係無く2月〜4月でもいいかな?という側面はあるかもです。

自動的にハイCP狙いは空室状態2か月後の条件変更の読みから7月〜となりますが、
今度はお盆休みという業界休業期間に突入するため(2月の部屋探しは忙しいじゃないですけど)落ち着いて『夏相場』を探すなら8月後半からとなりますね。
(ファミリータイプなら6月からもう『夏相場』の期待あるかな)
但し、最近の夏は命の危険もある暑さだったりしますから、オーソドックスに考えれば「5月から7月が引っ越し時」に思いますね。
(『夏相場』狙いはハイCPマニア向けの戦術かも)
※秋は引っ越し作業には気持ちのいい季節でもあり、10月移動の法人もちらほらある事から少し上がる感覚もあります


※retourは12月変則冬期休暇となってます、そのまま年末年始で記事中説明のあるように、実質完全稼働は11日からの予定です。
実際のところ現在の私も半分引退に近い状態なので、個人的事情で3月にも不定期休暇が入る可能性もありますから(retourは一貫して『春相場』は避けるべし方針ありますし)、春は物件レポート面白がって読んでいただく感覚で丁度いいのではないかしら。「そもそも春は動きが激しくて、記事公開直後に成約終了」なんて状況も想定されますからね。


posted by iwahara at 03:01 | 部屋探しのポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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