物件探しで一番の勘違いは『希望条件』でしょう。
世間では希望条件をあげればあげるほど「いい部屋になる」とか「贅沢な問い合わせだ」と思っている人がいますが大間違いです。そして資料だけ集めて長期戦になると思っている人も
探す側から言えば入居条件は「それだけ限定的条件でしか入居できない（ウィーク）」となり、内容のいい物件の空室期間は1,2週です（長期に比較する事は構造的に不可能）。
この何の変哲もない物件概要と、図面から誰がこの物件の凄さに気がつくでしょう。
京王線桜上水14分、小田急線経堂15分、世田谷区八幡山、エアコン3基、ピアノ（演奏）可、ペット可、ウォシュレット、大型洗面台、シャッター付き半地下駐車場有り、『アンティーク調内装仕上げ』、給湯式、木造一戸建て58㎡（築年数記載無し）、14万円、礼敷2/2
はい、ポイントは『アンティーク調内装仕上げ』
そしてピアノ・ペット可
この図面です
2階の明り取りの窓と、全室洋間のこの間取り。
明らかにリフォームされています
さて依頼内容は「ピアノとペット」という難題で、ピアノに関しては「出来れば演奏可」。通常物件広告等の「ピアノ可」は「アップライトピアノ設置可」の略で、演奏については管理規約や「趣味の範囲で（騒音にならない範囲で）」を意味していて「マジに演奏可」なのではありません。
一見誰も目に留めようともしないこの物件に「即時内見」のオファーがきたのも「ピアノ（演奏）可、ペット可」であったからです。これがとんでもない『当たりくじ』の始まりでした、、
何の変哲もないこの外観
おやっ？
お客さん、こ、この玄関只者じゃ無い、、い、
つづく
私も、とりあえず条件に合ったから、という理由で、別に何も期待せず（むしろパスするつもり）、内見に行ったら、完璧なリフォーム済みで、賃料からみても「あたり！」だったことがあります。
案内してくれた不動産屋さんも、固い人で周辺物件知識は詳しかったのですが、その方も予想外で仰天していたくらいです。
この物件の写真もみましたが、スゴイ！あたりですね。
しかも駐車場つきだし。
プロの不動産屋の誇りは、予想以上の部屋を見つけることで、他の会社の営業さんと雑談になると「ブツ出し（業界用語：『物件調査』賃貸の物件調査と管理物件営業調査の二つの意味があります。）自慢大会」なんかになるものなんです。
全部が全部そういう会社じゃないのですが、、
信頼できる奴らも随分といるんですよ。
いつかそんな腕の立つ営業さんとか会社も紹介しましょう～