このマンションの中では一番コンパクトなタイプで申込みもかなり進んでいる(残りの空室は僅かのようです:空室確認必要)12階Aタイプからです。


水周りは効率的でコンパクトな設計
このキッチンの裏側に

独立洗面と浴室
玄関近くにトイレ

スカット抜けのいい居室

典型的なストゥディオですが、このAタイプはとても地味で(上階のGタイプと同ラインになります)、CP比的に見ても”無難”なタイプになると思います。申込みの進行はこの立地を含めたビジネス上のメリットと合理性からのものでしょう。
中階層でも眺望は十分立派な眺めです

又、この中階層からリノベーションルームが含まれてきます。
「まだ築浅なのにリノベ?」と考える向きもあるかと思うんですが、どちらかと言えばストイックな”プロ仕様”のマンションなので、今回のリノベは『一般コンシューマー向け』を意図したものです(後半のレポートに出てきますが確かにCタイプにこの傾向は顕著です)、
そんな末尾枝番付きのB-fタイプ


目を見張るほどのリノベじゃありません、プロ仕様から民生用への『モデファイ』って感じです。

リノベの内容は

元々のイメージを継承した抑制的なものです。

寝室

景観

水周りです。

同階のC-fタイプへ


おそらく今回のリノベで最も成功(オリジナルCと完全に別室と言ってもいい変化があります)している部屋でしょう。
ご覧いただけるとわかるかと思うんですが、オリジナルの間取りは変則的1Lなんですが、これをストゥデイオ(間仕切り可)としています。実質1Rストゥディオと考えて間違いありません。

間仕切りがある感覚ありませんよね、
若干コンパクトな(Aラインと同等)キッチン

独立洗面と浴室

間取り図見て欲しいんですが、このキッチンから独立洗面→浴室→トイレと一直線に並ぶ設計は非木造の場合メンテナンス上もとても重要な部分で、店頭効果を期待した過剰な演出込みの水周りは本来不適切な設計なんですよね。こんなところにもこのマンションの”クレバーさ”を感じます。

非常に開放的なお部屋で、この開放感も正直「ちょっと比較する物件が無い」です、希少価値的判断をしていけばこのC-fのCP比は高いですね。

B-fのオリジナルBタイプに見る”プロ仕様”ってどんなかと言いますと
B1102号室


キッチン周りがオープンではなくて(かといってクローズドじゃないですが)、

「LDKじゃなくてLD」といったところです。リノベタイプに比べてシンプルな印象になります。
寝室は全く同じです

そしてさっき話に出てきましたCタイプオリジナル。同じく11階です、



こうなっているんですよ、
実は最初から1Lというよりクローゼット造作による2Rに近いんですね。
ここ、時々1Rストゥディオ論で話になる「家具でも十分間仕切りになるんですよ」なんかの話に参考になる設計です。
”プロ仕様”足る所以は、公式的な来客がある場合に備えて寝室は別に切り分けたいって部分の違いなんですね。ですから、一般コンシューマー用途でも”寝室は別に”って時にはお勧めのお部屋になりますが、C-fを見た後から考えると「あの開放感は捨て難い」とやはり思ってしまいますね。

こうなって、

ここが、

こうなんですよね。

やはり開放感は後退、
実質的なって使いやすさは上回りますから、家具のレイアウトなんかもこちらの方が楽だと思います(そういう意味ではC-fは店頭効果が高い)。家具を置いた図を想像してもらえれば「何か壁が」な印象はなくなりますから(笑
絵的にはちょっと損していますが、家具のレイアウトが楽ってのも大事なポイントです。
この中層階のリノベのお部屋の内容には主力だけあって内容は確かです。
「このマンション、ちょっと考えてみようか?」と思う時には真っ先にこの中層階のお部屋が候補になるのは間違い無いでしょう。
さて、そうなると低層階のキャラはどうなるのか(窓の造りや開放感が高層タワー的設計なので)こちらも確認が必要と。当然低層階の方が賃料もお得です、
確認のために6階で同じAタイプを見てみます。


景観等特典がレベルダウンするのは予測の範囲内ですが、
「なんか落ち着く」と思いますね(笑
地平線含めての”空間認知”が働いて、床面積の体感上の広さは低層の方が高いんです。
あまり知られていませんが、最も床面積を広く感じるのは”1階”です、
Aタイプは前述のとおり空室僅かなので、画像的にもサンプルとなりますから低階層枝番付きリノベのお部屋に向かいます。<つづく>