さて、東京北部「駒込から日暮里〜入谷」を知る上で象徴的な街があります。谷中です、
入谷から田原町なんかは原宿並みの都会ですが、明らかに西側副都心的香りはありません。そのテイストの中でコアを成すものを考える時外せない街があります、そんな街なんです谷中
さーて場所はどのへんって、そこは谷中銀座のサイトがありますのでそちらでチェックしちゃってください。
日暮里から千代田線千駄木の方向にとことこ坂を降りていきます。
いきなり「気になる」が
この時点で「ここは何か違う」と感じさせてくれます
実はそこまでの駅前通は都市計画で拡幅され開発されていて「田端みたい」なんですが、ここから別世界が始まります
二手に分かれた道の右側を歩いていくと、階段があって
そこの階段は野良猫の縄張りらしく、誰が追い立てるでもなく、(上の写真で階段右で立ち止まるカップルは猫と話をしています)ここの野良猫は人をまったく警戒しません。
この「エントランス」の先に谷中銀座があります
表現が見当違いなのをお許し願えるならですが、私がこの時思ったのは
「うずまさ?」
かっぱ橋でもない、浅草でもない、まさか新宿渋谷でもない、実用的な烏山や経堂や阿佐ヶ谷・高円寺の商店街でもない、東急沿線のお洒落な街でも無い、
しかし、衣食住全てに使える街、そして地域に暮らす人が使い地域に暮らす人が守ってきた街
戦後からの商店街なのですが、どこか江戸時代からそうだったのではと思わせる何かがあります
焼きおにぎり70円「強烈ですね」
今リアルタイムで生きている人の、生身のダイナミズムを感じる街です。カッコつけず、気取らず、しかし時代とともにしっかりと形を変えながら、そのコアは変わる事が無い。
そこから不忍通りへ出ると最寄駅は「千代田線千駄木」
喫茶店で休憩していると、昔からここで暮らすおっちゃんおばちゃんが「ぼけや仕事」をテーマに激しく論議しています(二時間は粘りそうな勢い)。
何かが生き生きとしています、その何かが何かはわからないのですが。
都市計画で、ほとんどの街は今ケーブルの地下埋設に取り組んでいます、そん中この千駄木は「完全なワイヤード」なんです
この“ワイヤード”がまるで血管のように、都市の生き様みたいなものを感じさせてくれます。
いい街ですね〜ここは、
2005年08月09日
この記事へのトラックバック
谷中に響くトランペットの音色
Excerpt: 東京の下町の商店街「谷中銀座商店街」では、本日8月28日まで「谷中銀座まつり」が行われています。昨日は陽も傾きはじめた16:15分ごろから「夕焼けだんだん」の下でトランペットの演奏会がありました。地元..
Weblog: 東京生活日和
Tracked: 2005-08-28 11:45
面白い街ですよね
今度、散歩にいこうと思います
確かにカメラ片手に谷中銀座って、わたしひとりじゃなかったんですよね〜
実は東京のよさって、ネイティブなところで、谷中はお勧めですよ。
物件としては「千駄木の方が多い」って感じですー