画像が多いので二回に分けてお送りします。
前レポートはこちら
http://retour.seesaa.net/article/53933415.html

実際に内観取材してみて低層系の高級マンション特有の「落ち着いた感じ」が好ポイントである特徴は間違いありませんでした。
取材前から少し話題になっていた”斜めや角が多い構造”についても確認してきましたからこちらも写真を交えて説明していこうと思います。
先ずAタイプの2LDKから

基本設備から確認していきましょう
洗面と

浴室

導線的にそのまま一直線にキッチン

それぞれ使用部材のグレード的には高級物件に相応しい内容、
キッチンのカウンター越しにリビングを

この部屋は2Lなんですが、ご覧のとおりリビング隣の部屋は開放としてワイド型の1Lとして使うことも可能な設計になっています。昨今のリビング重視の設計ではデフォになりつつある仕様ですね、


部屋のイメージはバルコニー部分の微妙な設計だけでなく比較的立体的な造りで、所謂事務所っぽいスケルトン風マンションの対極となる設計でしょう。
そして注目のバルコニー部分の内容ですが、

この微妙なスペースをしっかり使えるのと、無駄に余るのとでは部屋のイメージが随分と違うと思います。そんな意味でもやはりこのマンションが女性的傾向にあるのは間違い無いように思いますね。「ソリッドでフラット」ではありません、かといって「いかにもファミリータイプ」特有の体感上の狭さは感じません。

そして寝室

確かにこの造りはど2×4の高級建築のそれに似ているかも、
「外断熱」等所謂マンションの弱点をカバーする発想がRCにも木造の居住性をってデザインに繋がっているように思います。

次に中堅1LDKのNタイプです

こちらのタイプは一室308号のみとなりますが、今回内観取材した中ではハイCP間違い無しです。u数は43.7平米ですが、スカット爽快なストレートな部屋で50uストディオなんかより間違い無く居住性は上回ると思います。40uランクのストゥディオ(1L開放の場合)として見る場合出色の出来栄えに思います。


はい、こちらも寝室部分を開放して1Rストゥデイオとしても使える設計
キッチン方向

アトリエ風のリビング

高級木造物件の雰囲気ありますよね、
そしてこちらは洗面に大量の収納スペースがあって、

間取り図見てもらえるとわかると思うんですが、この水周りの配置が非常に優れモノです。
この部屋はいいですよ、一押しです。
次に今回の取材で唯一の1RストゥディオのPタイプ


やはりこの凹凸の多い立体的な造りの関係で居室は若干狭く感じます。
水周り関係のグレードが非常に高いので(内容的には1L・2Lと大きく違わない)その分居室は「6帖<系」な印象です。
イメージはNタイプ同様の馴染みの良さがあります、

Pタイプで感じたのは「ドラム式洗濯乾燥機を実装してバルコニーは無しの手もあったのでは(洗濯乾燥機実装はEg・F・L・Pのみ)」なところですが、ここは前述の『この微妙なスペースをしっかり使えるのと、無駄に余るのとでは部屋のイメージが随分と違う』に尽きると思います。バルコニーも占有面積として部屋の延長上に捉えて(団地系マンションの洗濯物干し場的デザインではありませんから)、それをアクセントとして家具レイアウトをできる方がベストマッチでしょう。(Gタイプも同様のイメージです)
さて、広さでは最上位となるIタイプに向かいます。
<つづく>